「狗母魚」という、変わった漢字をもつ魚。
「狗」は身近な「犬」のことで、その母親にあたる魚?ということでしょうか。
進化の過程における犬のご先祖様とも勘ぐってしまいますが、これはもちろん違います。
最後に「魚」の字がついているので、何かの魚で間違いないようですが、「狗母魚」を何と読むか分かりますか?
ちなみに、音読みでも訓読みでも正解にはほど遠い魚です。
「狗母魚」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 通常はカタカナ2文字です。
ヒント➁ 船からの釣りをすると外道として釣れます。
ヒント③ 口が大きく開き、目の後ろまでいってます・・・。
「狗母魚」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「エソ」です!
「エソ」とは、全長は20cm~40cmくらいのものが多く、大きいものでは70cmくらいのものもいる魚です。
その見た目は、頭の前方に大きな目があって、「目の後ろまで大きく開く口」が特徴の恐い姿をしています。
しかも、その大きな口には小さな歯がびっしり並んでいて、獲物を逃がしません・・・。
体は細長くて断面は丸いので、どちらかというと爬虫類に近い感じ。
このことから、釣り人からも外道として扱われている魚なんですが、意外や意外、その実は白身魚で美味しいことでも知られています。
でもその代わり、骨が硬く、小骨も多いことから食すにはかなりの手間がいることからも敬遠されてしまう魚でもあります。
ですが、これらをうまく活用したカマボコなどの練り物としては相性が抜群によく、最高級品として重宝されているようですよ!