今日の難読漢字は
「藺草」
「薺」
「鳳梨」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「藺草」!
これは「〇〇草」のように何かの草であることは予想できるんですが、1文字目の「藺」が読めない・・・。
これはもちろん漢字検定1級の難読漢字ですが、音読みでは「りん」と読みます。
訓読みは、そのまま正解になってしまいますので今は伏せますが、音読みを使って「りん草」としてもさっぱり分かりませんね・・・。
ここはヒントを参考に、正解に近づいてみましょう!
「藺草」の読み方のヒントはコレ!
和室には必ずあるモノの、材料です。
緑色で独特のいい香りをしています。
「藺草」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いぐさ」です!
「いぐさ」は別名を「とうしんそう」とも呼ばれている草で、和室には欠かせない「畳」の材料となっている草として、もはや説明不要ですね。
この「藺草」は、「い」という1文字の草の名前であるため、最も短い標準和名でもあります。
あの「畳」の独特の何ともいえない心地よい香りは、この「藺草」の匂いでもあり、思わずその上でゴロゴロしたくなるそんな気分にさせてくれます。
そんな「藺草」、ゴロゴロの魔力を秘めているので我が家では枕もカーペットも「藺草」仕様のもので統一しています。
みなさんも「藺草」枕で、今日から快眠生活にレッツトライ!
次の難読漢字は「薺」!
冒頭からですが、「薺」、まったくもって読めません・・・。
もちろん、漢字検定1級の漢字になります。
日本人に多い苗字の「齊藤」さんの「齊」の字にも似ていますが、「さい」とは読まず、音読みでは「ざい」とか「せい」と読みます。
この漢字を訓読みにしたものが今回の正解になりますが、あなたは読めますか!?
「薺」の読み方のヒントはコレ!
別名は「ぺんぺん草」です。
春の七草の一つです。
「薺」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ナズナ」です!
「薺」といえば、お正月の最後に食べる七草粥にも使われる、「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞ春の七草」でも有名な「なずな」です。
この「薺」は、何か特別な食用の草という訳ではなく、別名を「ぺんぺん草」や「しゃみせん草」とも言い、その辺にある田畑や道端、土手などに生えている草です。
一言でいえば雑草で、もう一つの別名は「びんぼう草」・・・。
ものすごい言われようです・・・。
そんな「薺」ですが、若葉は食用にもなり、お正月のお酒三昧で疲れた胃を休める七草粥の材料として、いわばお粥の「神セブン」のメンバーの一人だっていうこと、忘れないでくださいね!?
最後の難読漢字は「鳳梨」!
「鳳凰(ほうおう)」の「鳳」と果物の「梨」で構成される今回の難読漢字。
ちなみに、「ほうり」とも読むそうですが、これではぴんときませんね・・・。
「梨」という漢字がつくからには、果物か梨に近い形をした何かであることは間違いないようです。
さらに、「鳳」の字ってなんだかゴージャスな香りがぷんぷんしてくる、王様の漢字という佇まいが漂っていますが、これも関係しているのでしょうか?
そんなゴージャスな「鳳梨」、何だか分かりますか?
「鳳梨」の読み方のヒントはコレ!
「梨」よりも「リンゴ」を英語にした方が近い??
カタカナで「〇イ〇〇〇ル」の6文字です。
「鳳梨」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「パイナップル」です!
発音上、「パインアップル」や「パインナップル」とも呼ばれる、まさに見た目は南国トロピカルをそのまま表現したようなゴージャスな見た目をした果物です。
ちなみに、リンゴの「アップル」が「パイナップル(パインアップル)」の名前に含まれている理由は、この「アップル」の意味が「果実全般」を表していることに由来しているそうです。
生で食べても良し、焼いても蒸しても良し、まさに3拍子揃った美味しい食べ方が可能な果物の王様「パイナップル」ですが、個人的には酢豚やハンバーグなどの温かいお料理に添えられるのは苦手です・・・。
出典:コトバンク