漢字読み講座

「徒心」はなんて読む?「としん」と読んでしまったあなたは…!?

今回は、あの「かぐや姫」にも登場した!?漢字です。

「徒心」読み方のヒントは?

「心」はそのまま読みますが、「徒」は訓読みになります。

分かるでしょうか?

「徒心」の読み方、正解は…

あだごころ」と読みます。

同じ読み方で「徒花(あだばな)」という言葉もありますね。

意味は「まごころがなく移りやすい心。浮気心」になります。

読み方は難しいですが、わりと耳にしたことがあるのではないでしょうか?

「徒」は「むだ」という意味です。

よって、「徒心」は「移り変わりやすい心、持つだけむだな心」を意味します。

今では使われることが少ないため、古語として分類されています。

”かぐや姫”で有名な、日本最古の物語「竹取物語」にも「あだごころつきなば、のち悔しき事もあるべきを」という文例があります。

これは、「浮気な心がついてしまったら、後悔することもあるに違いない」という意味になります。

時折、「徒心」をもった有名人の不倫のニュースが取り沙汰されますが、人の心は1000年前からお見通しだったようですね。

出典:コトバンク

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