日本の近代国家への道を開いた言葉が今回の難読漢字です!
「陋習」読み方のヒントは?
「陋」はおそらく想像のつかない読み方です。
心の眼で読んでみてください…
「陋習」の読み方、正解は…
「ろうしゅう」と読みます。
部首とはあまり関係がなく、読み方を知っていなければまず思いつかない読み方ですね。
「いやしい習慣。悪い習慣」という意味になります。
類語に「悪習」という言葉はありますが、「陋習」はさらに悪い意味で使われることが多いようです。
「旧来の陋習」というように使われます。
日本史で習った、明治維新について思い出してみましょう。
明治天皇が即位された際に、制定されたのは「五箇条の御誓文」でした。
実はこのなかで、「陋習」が使われているのです!
「旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし。 」
意味としては、「江戸時代の鎖国制度や封建制を捨てて、新たに開国の方針を開こう」というものです。
新時代の幕開けという感じですね。
「陋習」はまさに今につながる日本の近代国家への道を開いた記念すべき言葉だったのです。