今日の難読漢字は
「蒼生」
「怨恨」
「惨憺」
の3つです。
さあ、何と読む?
目次
まず最初の難読漢字は「蒼生」!
「蒼い(あおい)」に「生きる」と書く「蒼生」。
「青く生きる」というと、まさに「青春」という感じがしますが、そのままずばり「青春」や「若い時」なんて意味があるのでしょうか?
男の子の名前にもありそうな漢字ですが、その場合は「あおい」君が多いと思います。
では、単語としての「蒼生」の読み方と意味について、一緒に考えていきましょう!
「蒼生」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇」の4文字です。
「生」は「せい」と読みます。
「蒼生」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「そうせい」です!
「蒼生」は「蒼く生きる」と書きますが、特段、青春や若かりし頃なんて意味はありません。
もっと単純に「一般の人」とか「大勢の人」という意味です。
では、なぜ「蒼生」という言葉が「人」を表すようになったのでしょうか?
それは、昔の中国の言葉や古事記に「青人草」という表現があり、「草が生い茂るように人も増える」ことから「若い草=人」が語源となったそうです。
年を重ねても、いつまでも青々しく生きる、そんな「蒼生」でいたいものですね!
次の難読漢字は「怨恨」!
日本のホラー映画って、こういう漢字2文字のタイトルのもの多いですよね・・・。
決まって女性とか子どもがメインの怖い映画にありそうですが、「怨」は「うらみ」「かたき」、「恨」も「うらむ」という意味があります。
・・・憎悪の塊のような漢字ですね・・・・。
そんな恐ろしい単語の「怨恨」、読めないと誰かから恨まれてしまうかもしれませんよ!?
「怨恨」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇」の4文字です。
「怨」は「おん」とは読みません。
「怨恨」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「えんこん」です!
意味は、「うらみ×うらみ」で、「他人に対する深いうらみ」です・・・。
「怨」は「不満を持ち続ける」、「恨」は「悔しい気持ち、残念である」といった意味があることから、言葉として最恐です。
そのため、何か悔しいことや憎悪の気持ちから「必ずやり返してやる」という強い意思が込められた言葉でもあります。
ちなみに、1文字目の「怨」は、「怨念」というときは「おん」、「怨恨」や「怨嗟」というときは「えん」と読みます。
この言葉を使うときは、映画のタイトルだけでお願いします!
最後の難読漢字は「惨憺」!
何といっても2文字目の「憺」の字が難しすぎて読めません・・・。
もちろん漢字検定1級の超難読漢字です。
そんな「憺」は、「やすむ」「やすらか」「しずか」という意味と、「おそれる」「おそれさせる」という相反する意味をもつ珍しい漢字。
どこかの「生と死をつかさどる神様」のように、相反するものを同時に持つことって、超越した存在のことが多いですよね。
この「憺」も、そんな超越した漢字。
さあ、「惨憺」の読み方に正解して、あなたも超越した人になりましょう!
「惨憺」の読み方のヒントはコレ!
「〇〇〇〇」の4文字です。
クリスマスにやってくるあの人の名前にちょっと似ています。
「惨憺」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「さんたん」です!
「惨憺」とは、「いたましくて見るに忍びない」や「見るも無残な様子」を表す漢字になります。
ニュースなどで、ひどい事故現場などを報道する際には「惨憺たる事故現場です」などと表現していますよね。
あとは、勉強を一切しないでテストに臨んだ結果、やっぱり赤点。こんなときも「惨憺たる結果でした・・・」となってしまいます。
何事も一歩一歩、努力を続けて「惨憺」たる結末を変えましょう!
出典:コトバンク