漢字読み講座

【今日の難読漢字】「角逐」「陋習」「猖獗」この3つの漢字は読めますか?「猖獗」は新型コロナウイルスにも関係のある言葉ですよ!

今日の難読漢字は

「角逐」

「陋習」

「猖獗」

の3つです。

さあ、何と読む?

まず最初の難読漢字は「角逐」!

文字数は「〇〇〇○」4文字です。

「角逐」読み方のヒントは?

それぞれの漢字を音読みすることがヒントになります。

「逐」は「遂」と非常に間違えやすいので要注意です!

「角逐」の読み方、正解は…

かくちく」と読みます。

爆竹(ばくちく)ではありませんよ!

意味は「勢力や権勢を得るために、 互いに争うこと。せりあい」ということです。

「角」は力を競い合うという意味で、「逐」は元は獣を追うことを指し、競う意味も生じたようです。

いったん意味が分かれば「なぁ~んだ」となるような言葉ですね。

よく使われる場面としては、歴史小説などで「お互いにせめぎ合うこと」や「二人が争い合うこと(せり合うこと)」を表すときに登場します。

続いての難読漢字は「陋習」!

文字数は「〇〇〇○○」5文字です。

「陋習」読み方のヒントは?

「陋」はおそらく想像のつかない読み方です。

心の眼で読んでみてください。

「陋習」の読み方、正解は…

ろうしゅう」と読みます。

部首とはほとんど関係がなく、読み方を知っていなければまず思いつかない読み方ですね。

いやしい習慣。悪い習慣」という意味になります。

類語に「悪習」という言葉はありますが、「陋習」はさらに悪い意味で使われることが多いようです。

「旧来の陋習」というように使われます。

最後の難読漢字は「猖獗」!

文字数は「〇〇〇○○」5文字です。

「猖獗」読み方のヒントは?

「猖」の読み方は音読みがヒントになります。

「獗」はなんて書いてあるか、字面さえ判別できないかもしれません。

拡大してがんばって読んでみましょう。

「猖獗」の読み方、正解は…

しょうけつ」と読みます。

「獗」には「くるう」「 暴れまわる」 という意味があるため、「猖獗」の意味は「悪いことがはびこること」となります。

新型コロナウイルスが流行し始めてはや2年近くになりますよね。

聞き馴染みがないかもしれませんが、まさに新型コロナのような伝染病に対して使われる言葉なのです。

「流行する」という意味で「猖獗をきわめる」という風に使われます。

昔使われていたような難しい漢字は、馴染みがないようでいて、実は私たちの身近な生活に関係ある場合があります。

そうして新たな言葉を知ることは、漢字を読めるようになることの醍醐味ですね!