漢字読み講座

「乳離れ」「木通」「海鼠」さて、これら3つの漢字は何と読みますか?

今回は「乳離れ」「木通」「海鼠」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「乳離れ」

「乳離れ」は何と読むかご存知でしょうか?

「ちちばなれ」と読むのも間違いではありませんが、慣用読みになります。

慣用読みとは、間違えた読み方が広まったために、定着した読み方。

元々の正しい読み方が、あなたにはわかりますか?

「乳離れ」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇〇〇れ」の3文字です
  • 意味は、離乳しておっぱい以外の食べ物を取るようになることです
  • 成長して大人として独り立ちするという意味もあります

以上、3つのヒントから考えてみてくださいね。

「乳離れ」の読み方!正解は!?

正解は「ちばなれ」です!

一般には慣用読みである「ちちばなれ」と読んでいる人の方が多い印象ですね。

一説によると、60歳以上の人でも80%以上が「ちちばなれ」と読んでいるそうなので、間違えるのも無理ないといえるでしょう。

しかしよく考えてみると「乳飲み子」を「ちのみご」と読むことからも、「乳離れ」を「ちちばなれ」と読むのは間違いだとわかります。

「ちちばなれ」と読んでいた方はこの機会に頭の中で「ちばなれ」に訂正しておくと良いですね。

2問目はこの漢字!「木通」

「木通」の読み方をご存知でしょうか?

音読みで「もくつう」と読む場合もありますが、もう一つの読み方が存在します。

「木」も「通」も、小学校で習うごく簡単な漢字なのに、組み合わせると難読になりますね。

さて、あなたには正解がわかりますか?

「木通」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  • 秋の果物の一種です
  • 熟すと縦に割れて甘い香りが…

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「木通」の読み方の正解は!?

正解は「あけび」です!

秋になるとスーパーや八百屋でも売られているようですが、見かけることの少ない、どちらかといえば希少なフルーツですね。

原産国は山形県なので、他の地域で見ることは少ないでしょう。

ちなみに「木通(もくつう)」は漢名で、つるの芯に穴が通っていることに由来するようです。

さらに「あけび」という名前の由来は、熟すと実が縦に開くことから「開け実」と呼ばれ、それが訛って「あけび」になったと考えられています。

最後はこの漢字!「海鼠」

「海鼠」と書いて何と読むかわかりますか?

もちろん「うみねずみ」ではありません。

「かいそ」という読み方もできますが、もう一つの読み方を答えてください。

海という字がついているので、海に住む生物でしょうか…

さて、あなたには正解がわかりますか?

「海鼠」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
  • 海に住んでいます
  • 日本では古くから食用とされてきました

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「海鼠」の読み方!正解は!?

正解は「なまこ」です!

そもそもは、小さく固まる性質から「こ」と呼ばれていましたが、生食できることから「なま」が付いて、「なまこ」と呼ばれるようになったといわれていますが、正確なことはわかっていません。

「海鼠」という漢字が当てられたのは、暗くなると這いまわる姿がネズミににているからだそうです。

たしかに上から見た様子は、ネズミに見えなくもありませんね。

なまこは日本では古くから珍味として食べられてきました。

なんと古事記にも登場するというから驚きです。

あんな見た目のものを食べたのですから、日本人はまさにチャレンジャーですね。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!