今回は「括れ」「泥む」「靄」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「括れ」
「括れ」の読み方をご存知でしょうか?
簡単な漢字なのに、読めそうで読めない難読漢字だといえますね。
一括(いっかつ)、総括(そうかつ)、括弧(かっこ)など、通常は熟語でしか使わない漢字なので、単独で使う読み方は、ほとんどの方がわからないかも?
さて、あなたには読むことができますか?
「括れ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇れ」の3文字です。
- 中ほどで細くなっていることをいいます。
- 「腰が括れている」などと使います。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「括れ」の読み方!正解は!?
正解は「くびれ」です!
言葉の由来としては「くぼみ」が訛って「くびれ」になったという説があります。
また、体の中で細い部分を「首」と呼ぶため、「くびれ」という言葉が生まれたという説もあるようです。
「括」という字には「手で束ねる」といった意味があります。
手で束ねると束ねた部分が細くなるため、「括れ(くびれ)」という字が使われるのですね。
2問目はこの漢字!「泥む」
「泥む」の読み方をご存知でしょうか?
もちろん「どろむ」や「でいむ」はありませんよ。
「泥」という漢字に「どろ」「でい」以外の読み方ってあったっけ?
と、悩んでいる方も多そうですね。
「泥む」の読み方、あなたにはわかりますか?
「泥む」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇む」の3文字です。
- 「滞ってはかどらない」「気になって心から離れない」といった意味。
- 有名な歌の歌詞に出てきます「暮れ泥む町の…」
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「泥む」の読み方!正解は!?
正解は「なずむ」です!
ヒントにも出しましたが、海援隊の「贈る言葉」の歌詞に出てくる言葉として記憶されている方も多いことでしょう。
「暮れなずむ町の光と影の中…」
「なずむ」という言葉の意味は「滞ってはかどらない」ことです。
「贈る言葉」の歌詞に当てはめて考えると、日が暮れそうでなかなか暮れていかない、夕暮れ時の切ない空の様子を、人との別れに例えて歌っているようにも感じます。
日本の言葉は奥深いですね。
最後はこの漢字!「靄」
「靄」の読み方をご存知でしょうか?
「霧(きり)」や「霞(かすみ)」という字に似ていますが、よく見るとちょっと違いますね。
雨冠がついているので、雨に関係した言葉には違いないのですが…
さて、あなたには読むことができますか?
「靄」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
- 霧に似ていますが、見通せる距離に違いがあります。
- 頭がボーっとすることを「靄がかかる」などといいます。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「靄」の読み方!正解は!?
正解は「もや」です!
「靄(もや)」とは、大気中に細かい水滴が浮遊して、遠くがかすむ現象をいいます。
「霧(きり)」と「靄(もや)」と「霞(かすみ)」はとても似ていて、どこが違うのかわかりにくいですね。
まず、霧と靄は、水滴が大気中に浮いたもので、霞はチリなどが浮いたものです。
では霧と霞の違いはというと、以下の通りです。
- 霧:見通せる距離が100m~1km未満
- 靄:見通せる距離が1km以上
ちなみに、見通せる距離が100m未満になると「濃霧」と呼ばれます。