「白膠木」は、「木」が付くことからもわかるように、ある樹木の名前です。
ただし、読み方はとっても変わっています!
一発で読めた人は、正真正銘の漢字マスターです。
読めなかった人は・・・何と読むのか見ていきましょう!
「白膠木」の読み方のヒントは・・・?
それではヒントです。
変わった読み方をする「白膠木」ですが、この木は古来より人間の暮らしに溶け込んでいた馴染みのある木なんです。
この木を折ると、白い膠(にかわ)の液が出てきます。
この液を漆のような塗料に使っていました。
また、葉に多くのアブラムシが寄生してできるコブ状の「虫こぶ」も、歯痛の薬や黒色塗料の原料、染め物などに使われてきました。
何と「お歯黒」の黒色も、この「白膠木」からできる塗料を歯に塗っていたんですよ。
このようにさまざまな塗料などに使われていた「白膠木」。
塗料を塗る際には手を使っていたことから「白膠木」は「ぬ〇で」と読むようになったのです。
手で塗るから・・・
もう、分かりましたよね?
「白膠木」の読み方の答えは・・・
正解は、「ぬるで」でした!
「白膠木(ぬるで)」はウルシ科ヌルデ属の落葉小高木です。
山野に自生して、夏には黄白色の花をつけ、紅葉もきれいな木なんですよ。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!