今日の難解漢字は、
「仄仄」
「矮鶏」
「甘い」
「啖呵」
「賽子」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「仄仄」です!
「仄仄」と書いてなんて読むかわかりますか?
「灰」という漢字に似ているので、(はいはい)ではありません。
さて、一体何と読むのでしょうか?
「仄仄」の読み方のヒントは?
ほんのり心が温まるようなときに使う言葉です。
5歳の子供が、3歳の子供と手をつないで歩いている光景を見たときや、
一家だんらんを見たときなどに、
「仄仄とした光景だな~」
とか、
「仄仄した雰囲気だね」
と言ったりします。
また、可愛い動物と触れ合ったりすると、
「仄仄とした気持ちになる。」
というふうに表現します。
英語にすると、
「Heart warming」
ですね!
さあ、何と読むかわかったのではないでしょうか。
「仄仄」の読み方、正解は……
正解は……
「ほのぼの」
です!
空がほんのり明るくなるときにも使います。
「空が仄仄(ほのぼの)としてくる」という表現をします。
また、「仄」を使った漢字には、
それとなく言葉や態度で表そうとしている様子を表した
「仄めかす」(ほのめかす)
などがあります。
仄仄した雰囲気を持っている人は。周りを和ませてくれる存在です。
心を癒してくれる穏やかな人が多いのではないでしょうか。
そういう人とお話すると、心がぽかぽかしますね!
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!
2つ目の漢字は「矮鶏」です!
「矮鶏」は「鶏」の字が入っていることから、鳥類であることは確かなようです。
でも、1文字目の「矮」は漢字検定1級の難読漢字で、これが読めないとさっぱり分かりませんね。
この「矮」という字は、音読みは「わい、あい」、訓読みは「ひくい、みじかい」と読みます。
1文字だけで「背が低い」という意味がありますので、「背の低い鶏」に正解の糸口がありそうですね!
「矮鶏」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはニワトリ?
ヒント➁ 小学校の飼育小屋にいるイメージです。
ヒント③ 「〇〇ボ」の3文字です。
「矮鶏」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「チャボ」です!
小学校の飼育小屋で飼う動物の定番である「チャボ」。
私が小学生の頃には、「チャボ」と「ニワトリ」はどう違うのか?と疑問に思っていましたが、「チャボ」は「ニワトリの品種名」を表す名前なので、ずばりニワトリです。
また、一般的には足が短く、背丈も小さいことから「矮」の字が使われるようになったとか。
そんな「矮鶏」は、昔から鑑賞用として育てられてきた歴史があり、天然記念物にも指定されている動物です。
名前の由来は、室町時代前後の朱印船貿易や南蛮貿易で「チャンパ王国」との交流の中で輸入された鶏だったことから、「チャンパ→チャボ」となったそうです。
でも、まさか小学校の飼育小屋にいた「ニワトリのような鳥」が天然記念物だったなんて当時は思わずに、よく追いかけ回してました・・・。
3つ目の漢字は「甘い」です!
難読漢字に似合わない、「甘い」という漢字。小学生だって読めちゃいますよね!
でも、難読漢字の出題ですから、もちろん「あまい」という読み方では不正解です。
「甘い」から連想されるのは、お菓子、ケーキ、和菓子・・・。
どれもみんな「美味しい」スイーツばっかりですね!
実はこれがヒントなんです!
「甘い」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇い」の3文字です。
ヒント② 「あまい」の響きと非常によく似ています。
ヒント③ 「美味しい」を少しガサツに言うと??
「甘い」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「うまい」です!
実は、「甘い」という漢字は「あまい」だけでなく「うまい」とも読むこと、知っていましたか?
一般的には何の食べ物に対しても万能に使える「旨い」という漢字が使われますが、スイーツなど「甘い物に対して」使う「旨い」は「甘い」でもOKです。
昔はスイーツなどは貴重でしたから、「甘い(あまい)」食べ物は「甘い(うまい)」ものだったんですね!
4つ目の漢字は「啖呵」です!
「啖呵」と書いて、なんと読むか分かりますか?
口に炎がふたつで「啖」ですが、炎とは関係ありません。
痰火という痰が出る病気が転じ、「啖呵」となりました。
この痰火が治ると、胸がスッキリすることから「啖呵を切る」などと使います。
「呵」は良心の呵責の「呵」です。
さて、なんと読むか分かりますか?
「啖呵」読み方のヒントは?
歯切れよく、威勢よくまくしたてる「江戸っ子弁」も「啖呵」です。
威勢のいい啖呵を切っていると、聞いている方も気持ちがいい物です。
腑に落ちるような、胸がスッキリする言葉でまくし立てられると、
何にも言えなくなってしまいますね。
店先で店員に啖呵を切られると、つい財布のひもが緩んでしまう事も……!?
「啖呵」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です!
さあ、もうわかりましたか?
「啖呵」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「たんか」
です!
お店で威勢よく啖呵を切られると、ついつい買ってしまう悪い癖がある人も。
言い切られると、不思議と信用してしまいますよね。
注意しましょう!
5つ目の漢字は「賽子」です!
最近では凝った名前も多くなりましたが、女性のスタンダードな名前と言えば「〇子」か「〇美」だった時代もありましたよね。
でも、残念ながら「賽子」は、女性の名前ではないんです。
だけど読み方を聞けば、とっても身近なものの名前だときっと驚くはずです。
さっそく、見ていきましょう!
「賽子」の読み方のヒントは・・・?
- 誰でも知っている、小さな立方体!
- 1~6までの数字が書かれています。
- すごろくなどをして遊ぶのに使います。
- 読み方は、ひらがなで〇○○〇の4文字です。
もう、分かりましたよね?
「賽子」の読み方の答えは・・・
正解は、「さいころ」でした!
賽子の「賽(さい)」には、「賽銭(さいせん)」や「賽日(さいにち)」など「神にむくいること」という意味の他に「さいころのこと」という意味があるんです。
「賽(さい)」1文字でも「さいころ」の意味があるんですが、コロコロ転がして使うことから愛称のように「ころ」が付いたんだとか!
紀元前のエジプトですでに用いられていた賽子(さいころ)ですが、日本に伝わったのは奈良時代。
中国から伝わりましたが、「賽子」の文字で現わすのは日本だけ。
中国語では「色子」「骰子」と書くそうです。
ちなみに、賽子(さいころ)の1の目が赤いのは、日本が発祥なんですよ。
まとめ
最後までお付き合いいただきありがとうございました!