今日の難解漢字は、
「懇ろ」
「大口魚」
「金雀児」
「頓珍漢」
「乳離れ」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「懇ろ」です!
- 2 1.「懇ろ」読み方のヒントは?
- 3 2.「懇ろ」の読み方、正解は…
- 4 2つ目の漢字は「大口魚」です!
- 5 「大口魚」の読み方のヒントはコレ!
- 6 「大口魚」の読み方の正解は・・・・?
- 7 3つ目の漢字は「金雀児」です!
- 8 「金雀児」の読み方のヒントはコレ!
- 9 「金雀児」の読み方の正解は・・・・?
- 10 4つ目の漢字は「頓珍漢」です!
- 11 「頓珍漢」読み方のヒントは?
- 12 「頓珍漢」読み方のもうひとつのヒントは?
- 13 「頓珍漢」の読み方、正解は・・・
- 14 5つ目の漢字は「乳離れ」です!
- 15 「乳離れ」の読み方のヒントはこちら
- 16 「乳離れ」の読み方!正解は!?
- 17 まとめ
1つ目の漢字は「懇ろ」です!
「懇意にする」や「懇親会」のような場面で使われる「懇」という漢字。
実は訓読みがあるのを知っていますか。
「こん」という音読みからすると意外な読み方があるのです。
1.「懇ろ」読み方のヒントは?
ヒントは、「懇」という漢字の持つ「仲が良い」という意味に隠されています。
「懇ろになる」のような使われ方をすることが多く、
読み方としては、「〇〇〇ろ」になります。
2.「懇ろ」の読み方、正解は…
正解は、
「ねんごろ」
です!
「懇ろになる」という使い方で、特に男女仲が親密になることを表します。
転じて、男女が関係を持つという意味で使われていた時代もありました。
とは言え、核となる意味は「親密である、心が通っている」という意味なので、使用場面は男女間に限定されているわけではありません。
「こん」という音読みからはなかなか想像できない「ねんごろ」という読みが正解でした。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
2つ目の漢字は「大口魚」です!
「大きな口の魚」。
特徴をずばりとらえた感のあるネーミングですが、いったい何の魚でしょうか。
「大きな口をしている魚」といえば、サメやクジラ、シャチなどの大型の魚類や哺乳類もいますし、釣りの対象魚であるブラックバスにも「ラージマウス」という種類がいます。
だいたいの魚は口が大きいことが分かりますね・・・。
では、あまり特徴にならない特徴を示した「大口魚」はいったい何と読むのでしょうか?
ヒントをみながら一緒に考えてみましょう!
「大口魚」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 食卓にも並ぶ美味しい魚です。
ヒント② カタカナ2文字で、一般的には他の漢字です。
ヒント③ サザエさんの息子といえば?
「大口魚」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「タラ」です!
「タラ」といえば、「鱈」と書くのが一般的ですね。
それは、「大口魚」の身が雪のように白いことから「鱈」という字が使われているのですが、捕食する際に大きな口を開けることから「大口魚」とも書きます。
また、たくさん食べることを「たらふく食べる」なんて言いますが、この「たらふく」の「たら」が「大口魚」のことを指していて、「大口魚のようにふくれた腹」で「たらふく」と言うそうですよ!
3つ目の漢字は「金雀児」です!
漢字だけをみると、「金の雀(すずめ)」という何ともゴージャスな感じですね。
そこに、「子ども」である「児」という字が加わり、「金雀児」。
これは縁起の良い鳥か、「麒麟児」のように天才児を指すような言葉でしょうか?
でも、今回はこの推測とはかなりかけ離れていますので、ヒントをみなければまず正解できないと思います。
さあ、この天才児ならぬ「金雀児」、いったい何と読む?
「金雀児」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これは植物の名前です。
ヒント➁ 蝶の形をした黄色い花をつけます。
ヒント③ 「エ〇〇ダ」の4文字です。
「金雀児」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「エニシダ」です!
葉の根本に、モンキチョウが何匹もとまっているかのごとく、綺麗な黄色い花が特徴の「エニシダ」。
「エニシダ」は、ヨーロッパ原産のマメ科の落葉低木で、江戸時代の貿易を通じて日本に輸入され、鑑賞用として今日まで普及しました。
とても良い香りがするので、庭のガーデニングとして植えられることが多いですが、本場ヨーロッパでは枝の部分を「箒」の材料として利用するのが一般的だったそうです。
このことから、「箒=主婦」という図式が成り立ち、「エニシダ」がたくさん植えられている家は「女が強い」という伝承もあるんだとかwww
「エニシダ」がたくさん植えられている家があったら、奥様のことをつい見てしまいそうですね!
4つ目の漢字は「頓珍漢」です!
「頓珍漢」と書いてなんと読むか分かりますか?
昔は誰でも読めていたと思いますが、最近の人は分からないかも…。
元々は鍛冶屋が、相槌の音がリズムよく揃わないことから「頓珍漢」と付いたそうです。
「頓珍漢」なことを言い出す人は、ちょっとドン引きされているかもしれません。
さて、「頓珍漢」と書いてなんと読むでしょうか?
「頓珍漢」読み方のヒントは?
整頓の「頓」と、「珍しい」と、「漢」で「頓珍漢」。
実はそのまま読んで正解です!
「珍しい」は、「珍事」や「珍客」と使います。
「漢」は「漢字」の漢です!
字面でみると複雑そうですが、読み方は単純です。
「頓珍漢」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇〇〇〇」です。
鍛冶屋の音が入ります。
さあ、もうわかりましたか?
「頓珍漢」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「とんちんかん」
です!
間抜けな発言や、見当違いな事はすべて「頓珍漢」と表せることができます。
ぜひ、覚えておきましょう。
5つ目の漢字は「乳離れ」です!
「乳離れ」は何と読むかご存知でしょうか?
「ちちばなれ」と読むのも間違いではありませんが、慣用読みになります。
慣用読みとは、間違えた読み方が広まったために、定着した読み方。
元々の正しい読み方が、あなたにはわかりますか?
「乳離れ」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇れ」の3文字です
- 意味は、離乳しておっぱい以外の食べ物を取るようになることです
- 成長して大人として独り立ちするという意味もあります
以上、3つのヒントから考えてみてくださいね。
「乳離れ」の読み方!正解は!?
正解は「ちばなれ」です!
一般には慣用読みである「ちちばなれ」と読んでいる人の方が多い印象ですね。
一説によると、60歳以上の人でも80%以上が「ちちばなれ」と読んでいるそうなので、間違えるのも無理ないといえるでしょう。
しかしよく考えてみると「乳飲み子」を「ちのみご」と読むことからも、「乳離れ」を「ちちばなれ」と読むのは間違いだとわかります。
「ちちばなれ」と読んでいた方はこの機会に頭の中で「ちばなれ」に訂正しておくと良いですね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!