今回は「気風」「革める」「遍羅」です。 見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。 あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「気風」
「気風」
「きふう」と読んたあなた、正解です…が、 あまり聞き慣れない言葉でもありますよね。 実はこの漢字には「きふう」以外の読み方があるんです!! おそらくドラマや映画で聞いたことがあると思います。 最近ではその読み方の方が多く使われていますが、わかりますか?
「気風」読み方のヒントは?
ヒントは、この言葉は「思い切りのよい」「さっぱりとした」気性を表現するときに使います。 類語としては 「思い切りがよい」 「竹を割ったような」などが挙げられます。
「気風」の読み方、正解は・・・
正解は・・・ 「きっぷ」 です! 「きふう」という読み方が、時代の流れと共に発音しやすく変化してこうなりました。 「江戸っ子だね、気風がいいねぇ!」 ドラマのセリフなどで聞いたことがあるのでは? 昔は粋な男性への褒め言葉として使われていましたが、近年は男女問わず思い切りのよい行動をする人やさっぱりした性格の人へのポジティブな言葉として使われています。 「気風がいい!」なんとなく元気な気持ちになる言葉ですよね!
2問目はこの漢字!「革める」
「革める」 「かわめる?」「かくめる?」 「革」はなじみ深い漢字ですが、この送り仮名はあまり見かけないかもしれません。 なんと読むかわかりますか?
「革める」読み方のヒントは?
ヒントは、悪い点を正しくする、古いものを新しくする、態度や服装などをキチンとするといった場合に使われます。 類語は 「改善する」 「作り直す」 「正す」 などが挙げられます。 意味が複数ありますが、日常でよく使う言葉なので考えてみてくださいね。
「革める」の読み方、正解は・・・
正解は・・・ 「あらためる」 です! 「だらしない食生活を明日からは革めようと思う」 「改めて提出案を作り直す」 「言葉遣いを革める」 のように使います。 「あらためる」と読む漢字は他に「改める」と「検める」があります。それぞれの違いを解説していきましょう。 「検める」は、「正しいかどうかを詳しく調べる・吟味する・確かめる」場合に使います。 「改める」は、「革める」「検める」両方の意味で使うことができます。 普段は「改める」を見かけることが多いですが、シーンによって漢字を使い分けられたら尊敬されるかもしれませんよ! 最後までお読みいただき、ありがとうございます!
最後はこの漢字!「遍羅」
この漢字はいったい何と読むのでしょうか?
「お遍路」といえば、「ある目的地にたどり着くまでの道」のことを指しますが、その「遍」の字に「羅」。
「羅」とは、網や布などの意味がある漢字ですが、「遍羅」とはいったい何と読むのでしょうか。
二つの意味を組み合わせてもよく分かりませんので、音読みからくる当て字の予感・・・。
「遍羅」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇」の2文字です。
ヒント➁ 「キュウセン〇〇」などの種類がいる魚です。
ヒント③ カワハギ釣りにおける外道です。
「遍羅」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ベラ」です!
「ベラ」とは、日本近海をはじめとして、約100種を超えるベラ科の魚の総称です。
海釣りによく行く方にとっては「外道」として「ベラ」はどこでもよく釣れる小型の魚ということはすぐに分かると思いますが、体長はせいぜい20cm前後。
同じ小型の魚でも、アジや鯖とは異なり、「ベラ」はあまり食用には適しておらず、スーパーや魚屋さんで並ばないことから一般の人にはあまり馴染みのない魚でもありますね。
冬の時期になるとカワハギ釣りがシーズンインとなりますが、「ベラ」が釣れたときの脱力感は「釣り人あるある」にもなるくらい、そんな可哀そうな魚です・・・。