漢字読み講座

「強い」「百合鴎」「竹節虫」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「強い」「百合鴎」「竹節虫」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「強い」

小学校低学年で習う「強」という漢字ですが、「強い」には「つよい」以外にも読み方があるのを知っていますか。

あなたもきっと食べたことのあるあの食べ物が登場しますよ!

1.「強い」読み方のヒントは?

ヒントは、

「引きちぎるのが難しい」「頑丈」のようなイメージで用いられる

です。

2.「強い」の読み方、正解は…

正解は…

「こわい」

です!

こわいと言っても、お化けや幽霊を怖がるような恐怖とは全く別の意味です。

先に述べた通り、「かたい」というイメージが強いです。

あなたもきっと食べたことのある「おこわ」ですが、実は「お強」という漢字を書きます。

昔はもち米を炊いたものを「強飯(こわめし)」と呼んでおり、現在では「おこわ」と呼ばれるようになったそうです。

時々お店で「お強」という表示を見かけますが、その時に「おきょう?」と読んでしまわないようにしてくださいね。

2問目はこの漢字!「百合鴎」

今回ご紹介するのは「百合鴎」という漢字です。

一見「なんだこの漢字は!?」と身構えてしまいますが、分解して考えてみればわかるはず。

パッと見分からなかったとしても諦めないでください。

続いてヒントです。

「百合鴎」の読み方のヒントは?

ある「鳥」の名前を表す漢字です。

「百合」と「鴎」に分けて読むと分かりやすいかも。

白くて「海といえば」な鳥。

レインボーブリッジを渡る四角い列車。

もう分かってしまったでしょうか?

正解は…

正解は…

ゆりかもめ

でした!

ゆりかもめは渡り鳥なので日本では冬によく見かけます。

実は夏の間、ゆりかもめの羽は「夏羽」に生え変わります。

夏羽の間、なんと頭は黒くなるんだそうです。

にわかに信じられませんが、英語で「Black-headed Gull(頭の黒いカモメ)」と言われることを考えると、少しだけ納得できるような気も。

ぜひ夏の姿も見てみたいものです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

最後はこの漢字!「竹節虫」

昆虫は、「節足動物」に分類されていることからも、「足に節ができている」生き物ですよね。

 

今回の漢字は「竹のような節の虫」・・・。

私は昆虫が大の苦手で想像するのも嫌なんですが、たいがいの昆虫の足は細くて節ができていて、まさに「竹のような節」と表現できるものと思っています。

 

そのため、「竹節虫」と言われても、ほとんど全ての昆虫が当てはまりそうですが、いかがでしょうか?

 

次のヒントを見ながら、特定の昆虫に絞っていきましょう!

 

「竹節虫」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 名前に数字が入っています。

ヒント② 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント③ 見た目は、木の枝や細い竹そのもの!

 

「竹節虫」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ななふし」です!

 

そのまま「七節」という漢字でも表記されますが、この「七」は足が7本あるということではなく、単純に「たくさん」という意味で使われているそうです。

 

見た目は、まさに細い木の枝や竹の枝そのもの。森の中で葉っぱの上にいたとしても、何ら違和感もなく、見つけるのも困難な姿形をしています。

 

でも驚くのはその大きさ・・・。昆虫というからには、せいぜい数センチ程度だと思っていましたが、世界には50cmほどにもなる超大型の木の枝、もとい「竹節虫」がいるようで、そんなのが森にいるとしたら怖すぎます・・・。

 

自然と共存していた頃の古代の人間って、いろんな意味で尊敬してしまいます。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!