本日の難読漢字は…
「鎌鼬」です!
「鎌」はともかく、2文字目が難しいですね。
早速ヒントを見てみましょう。
「鎌鼬」の読み方のヒントは?
1.『ね、銭形の、こいつは鎌鼬じゃなくて、お稲荷様かも知れないぜ。』野村胡堂「銭形平次捕物控」より引用
2.生理的な現象、または妖怪を意味します。
3.案外経験者は多いかも…痛いです!
正解は…
正解は「かまいたち」でした!
いつの間にか切り傷ができる不思議な現象、または妖怪の名称として知られていますね。
切り傷ができる現象は「鎌風(かまかぜ)」ともいいます。
妖怪の方は「風鎌」「悪禅師の風」などとも呼ばれます。
切り傷ができる「鎌鼬」
「鎌鼬」の現象は東北地方や信越地方に多く、明治時代は、つむじ風の中心に出来る真空や低圧で皮膚が裂かれると考えられていました。
しかし現在では、皮膚表面が気化熱で急激に冷やされた際、自らの組織が変性して裂けるという説が有力です。
妖怪の「鎌鼬」
「鎌鼬」の「かま」には、刃物の鎌、風の間、構えて切るという意味の「かま」など数々の由来があります。
「いたち」については、目に見えない鼬(いたち)のような妖怪だから!
ちなみに「鎌鼬」は、いつも3匹(?)一緒に行動しているそうですよ。