今日の難解漢字は、
「尽く」
「蒲公英」
「鴎」
「蝙蝠」
「地潜」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「尽く」です!
「尽く」
この漢字は小説やニュースに頻出します。
また日常会話でも、話題によっては口癖のように使う人もいますね。
「尽く」読み方のヒントは?
「尽く」は、状態を強調する際に用いる言葉です。
「物事が例外なく一致するさま」や「すべて残らず」「全部」などの意味合いで頻繁に利用します。
別の読み方は一網打尽の「じん」、「尽きる」などの「つ」が一般的でしょうか。
どちらにせよ、あったものが徐々にすべて失われる、最終的に果たし終える……などのニュアンスがあります。
「尽く」の読み方、正解は……
「尽く」の正解は……
「ことごとく」です!
「3連休用にと思ってお菓子を購入したが、初日に尽くたいらげてしまった」
などのように使います。
そのほか、
スポーツで「尽く負ける」や、
転職活動で「尽くお祈りされる」
「尽く文句を言われて少し疲れちゃった」なんて言い方もします。
これらの3つは、「こっぴどく」とも言い換えられる使い方ですね!
私もこの冬の寒暖差には尽くやられてしまい、なかなか家事や作業が進みません……(笑)
2つ目の漢字は「蒲公英」です!
「蒲公英」
この字は音読みにしても訓読みにしても、正解とは程遠いので難しいと思います。
この字は中国の言葉をそのまま利用したものですが、発音はまったく異なりますのでヒントを見ながら考えてみてください!
「蒲公英」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 4文字の花の名前です。
ヒント➁ 雑草の一種ですが、誰もが知っている花です。
ヒント③ 15cmほどの背丈ですが、根はなんと1m近くもあって、アスファルトの裂け目にも咲いていたりします!
「蒲公英」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「たんぽぽ」です!
この漢字は、中国での呼び名である「蒲公英(ほこうえい)」から来ています。
日本語での「たんぽぽ」の由来は諸説あって、咲き終わった後の姿が綿のタンポに似ていることから「タンポ穂」とする説や、タンポポという言葉が鼓(つづみ)を意味するもので江戸時代にツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたものが、転じてタンポポと呼ばれるようになったとする説など、いろいろあります。
大人になると道端に目をやらなくなってしまいますが、今日もどこかで力強く咲いている蒲公英に元気をもらってみませんか?
3つ目の漢字は「鴎」です!
「区」に「鳥」と書く「鴎」。
漢字で表記されているのを普段目にしないため、想像もつきませんが、右側に鳥があることから何かの鳥の種類で間違いないようです。
一般的にはカタカナで表記される、かなりメジャーな鳥なんですが、何の鳥か分かりますか?
ヒントは海・・・!
さあ、いったい何の鳥でしょうか!?
「鴎」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① カタカナ表記で「〇〇〇」です。
ヒント② 「水兵さん」といえばこの鳥でしょう。
ヒント③ 「〇〇〇が飛んだ~♪」の歌もありますね。
「鴎」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「カモメ」です!
カモメは、海辺を見渡せば数匹はいる、とっても身近な鳥です。
ドラマやアニメでも、海のシーンがあれば必ずといっていいほど登場する定番の鳥ですよね。
大きさは、全長40cm前後の中型の鳥ですが、翼を広げると何と1m20cmくらいもあるんです!
小学校2~3年生くらいの大きさと考えると、意外にも大きいですね。
「鴎」は、小さい頃は灰色の羽毛で覆われていますが、大人になると白い綺麗な羽に生え変わります。
ちなみに、この幼いときの灰色の羽毛の模様が、「籠の目」のような形をしていることから「かごのめ→かごめ→かもめ」と呼ばれるようになったそうですよ!
4つ目の漢字は「蝙蝠」です!
今回は超難問です!
まず2つの漢字からして日常的には使わないものですし、そもそも「虫へん」がつく漢字って昆虫はもちろん、魚介類のケースもあるので予想もつかないですね・・・。
音読みや訓読みである程度、推測ができる漢字もありますが、「蝙蝠」は漢字自体が難しくてそれすら出来ません・・・。
今回はおとなしく、ヒントを見ながら正解に近づいていくことにしましょう!
「蝙蝠」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント② 通常は「カタカナ」表記します。
ヒント③ 「洞窟」、「ハロウィン」、「逆さ」。共通するものは?
「蝙蝠」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「コウモリ」です!
「蝙蝠」は、ハロウィンや魔女や吸血鬼とセットで出てくるイメージがある動物ですが、哺乳類として翼をもち、完全な飛行ができる動物として知られています。
鳥類と同様にはばたくことによって飛びますが、その羽の構造は鳥の羽毛とは違い、「蝙蝠」の翼は「飛膜」と呼ばれる伸縮性のある膜でできているのが特徴です。
哺乳類で飛行する動物としては、他にムササビやモモンガなどがいますが、鳥類に匹敵するほどの飛行能力を持つのは「蝙蝠」だけなんですって!
さすが、スーパーヒーローのバッドマンのモチーフになるだけのことはありますね!
5つ目の漢字は「地潜」です!
「地潜」は、「ぢもぐり」や「ちせん」と読めそうですが、残念ながら違います。
成り立ちとしては「地面に潜る」と書くので、誰もが「モグラ」?と考えることでしょう!
でも、モグラは「土竜」と書くのでこれも違うようです・・・。
その他の動物で、「地に潜る」ものといえば、ミミズでしょうか。
でも、ミミズも「蚯蚓」と書くのでこれも違いますね・・・。
「地潜」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇り」の4文字です。
ヒント② 「ぢもぐり」はかなり近いです!
ヒント③ これはヘビです。
「地潜」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ぢむぐり」です!
読み方として、「じむぐり」と書かれているものもありますが、「地」は大地の「地」なので「ぢ」の方が漢字に則した読み方になります。
「地潜」とは、日本の山や森に生息している1m前後のヘビのことで、毒はありません。
背中は灰褐色か赤褐色、お腹は黒い模様が市松模様状に並んでいるのが特徴です。
字のごとく、「地面に潜って」ネズミやモグラなどを食べています。
でも、ヘビが土の中から出てきたらびっくりしちゃいますね・・・。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!