今日の難解漢字は、
「戦く」
「吃逆」
「縦中横」
「呻吟」
「柩」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「戦く」です!
「戦く」
見かけたことがあるようで、読もうと思うと悩むますよね。
「戦う(たたかう)」
「戦術(せんじゅつ)」などの他に
一文字で「戦(いくさ)」と読むこの漢字。
とても馴染みのある漢字ですが「戦く」と書いた場合、なんと読むのでしょう。
「戦く」読み方のヒントは?
ヒントは、この言葉は「恐怖や興奮の中で体が震える」という様子を表すときに使います。
類語としては
「身の毛がよだつ」
「縮み上がる」などが挙げられます。
同じ「戦」の漢字を使ったもので「戦々兢々」という言葉もあります。
「戦く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おののく」
です!
「恐怖に戦く」「震え戦く」のように使います。
ちなみに「おののく」は「慄く」という漢字を使う場合もあります。
「戦く」は試合や戦いなど具体的な状況の中で使われることが多く、「慄く」は恐怖ゾッとして背筋が凍る状況などを表すためによく使われます。
基本的にはどちらの漢字を使っても間違いではないと言われていますが、場面によって使い分けられるとかっこいいですよね。
最後までお読み頂き、ありがとうございます!
2つ目の漢字は「吃逆」です!
これも漢字で表記するイメージがないため、読み方を知っている人はかなりの物知り博士といえるでしょう。
「吃」は「食べる」という意味のほか、「どもる」という意味があります。
「吃音(きつおん)」なんて言ったりしますね。
それに逆と書いて、何と読むのでしょうか?
「吃逆」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇ゃっ〇〇」小さい文字も入れて5文字。
ヒント➁ これを100回すると、死んでしまうなんて迷信もありますよね!
ヒント③ 意図的には止められず、ついつい出ちゃいます。
赤ちゃんも、ミルクを飲んだ後などにこれをよくしていますよね!
「吃逆」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しゃっくり」です!
大人でも、ビールなどお酒を飲み過ぎたときによく出るしゃっくり。
短時間で発生するような急性のしゃっくりは悪さをするようなことはあまりなく、食べ過ぎや飲み過ぎ、炭酸飲料などを飲んだときの刺激によって発生することが多いようです。
漫画でも、ヒック、ヒックと酔っぱらったサラリーマンが千鳥足でお土産の焼き鳥を持って帰宅するシーンなんかが浮かんでくるあの光景ですね。
止める方法は、誰かに驚かせてもらうというものを一般的によく聞きますが、普通にコップ1杯のお水を小分けにして飲むのも有効な方法なので、お試しあれ!
3つ目の漢字は「縦中横」です!
「縦中横」
Wordや一太郎などのワープロソフトでよく見かけるこの機能。
実は私、ずっと「たてなかよこ」と読むのだと思っていたのですが、先日友人から「読み方違うよ!」と指摘されて、はじめて正しい読み方を知りました。
皆さんは「縦中横」の正しい読み方、わかりますか?
「縦中横」読み方のヒントは?
「縦中横」とは、縦書きの文章内で、連続する2桁以上の数字(123など)や2つ以上並ぶ記号(!?など)を横書きで表示する機能のことです。
「縦中横」は、それぞれ訓読み、音読み、訓読みの順番で読みますよ!
「縦中横」の読み方、正解は……
「縦中横」の正解は……
「たてちゅうよこ」です!
おそらく「縦中横」を「たてなかよこ」と読んでしまう原因は、「縦」と「横」が訓読みなので、真ん中の「中」も同じく訓読みだろうと思ってしまうからだと思います。
ちなみに日本語に縦中横が誕生したのは、明治時代の末期頃だと言われています。
文章の内容によっては、漢数字を用いるよりも縦中横を使うほうが読みやすい場合があるので、プリントなどを作成する際にはぜひ「縦中横」を使ってみてくださいね。
4つ目の漢字は「呻吟」です!
今回は、”国々をさまよい歩いていた歌が大好きな昔の人”に関係のあるこの漢字です。
「呻吟」読み方のヒントは?
どちらの字も音読みになります。
「呻」の方は推測できそうですね。
「吟」のほうは難しいですが、”国々をさまよい歩いていた歌が大好きな昔の人”がヒントになります。思い浮かべてみてください。
「呻吟」の読み方、正解は…
「しんぎん」と読みます。
吟遊詩人(ぎんゆうしじん)という言葉がありますね。
中世の頃、西洋諸国をはるばる渡り歩いた歌う詩人ですが、その「吟」です。
二字ともに難しい字ですが、「苦しんでうめくこと」を意味します。
吟遊詩人とは全く関係ないように思えますが、「吟」には「うめく」と「口ずさむ」の両方の意味があり、多少関係がありますね。
そして、「呻」にも「うめく」という意味があります。
文例としては、「圧制下に呻吟する国民」という風に使われるようです。
若干堅いニュアンスはあるものの、意味はわかりますし、古風な言葉でもありません。
「政府のさらなる消費税増税に呻吟する国民」という使い方ができそうですね。
5つ目の漢字は「柩」です!
「柩」の読み方をご存じでしょうか?
「霊柩車(れいきゅうしゃ)」という言葉があるので「きゅう」と読んでしまいそうですが、それは音読みです。
今回は訓読みで答えてくださいね。
さて、あなたには読むことができますか?
「柩」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- お葬式に関係した言葉です
- 「棺桶(かんおけ)」を別の言い方で言うと?
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「柩」の読み方!正解は!?
正解は「ひつぎ」です。
ひつぎとは、亡くなった方を埋葬する際に、遺体を入れるものをいいます。
一般には「棺桶(かんおけ)」と呼ぶ方が多いかも知れませんね。
「ひつぎ」と「かんおけ」はほとんど同じ意味として使われていますが、厳密には少し違うようです。
- 棺桶:遺体を入れるための箱
- 柩:遺体を納めた状態の棺桶
霊柩車は、棺桶に遺体が納められた状態で運ぶため「霊柩車」と呼ばれるのですね。
「棺桶(かんおけ)」と「柩(ひつぎ)」は特に区別して使わなくても大丈夫ですが、ちょっとした豆知識として覚えておくといいかも知れません。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!