今日の難読漢字は
「漲る」
「蟠り」
「烏滸がましい」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「漲る」!
「漲る」
ついつい「はる」と読んでしまいますよね!
もちろん「はる」は間違いです!
「張る」にさんずいがついていますよ。
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「漲る」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「みなぎる」
です!
「漲る」は、
「水が満ちて溢れるほど勢いが盛んになる」という意味。
「雪解けの時期は川が漲っている」などで使われます。
また、この意味から転じた
「力や感情が溢れるくらいいっぱいになる」
という意味でも多く使われていますよ。
「転職が決まり、やる気が漲る」
「若さが漲る」
など、とても前向きな表現に使われます。
ところで「たぎる」と誤読してしまった方はいませんか?
よく間違えて覚えてしまう漢字に「滾る」という言葉があります。
こちらは「水が激しく流れること」や
転じて「激する気持ちが沸き上がること」を表す言葉です。
意味がよく似ており、間違えやすいので注意してくださいね。
「漲る」の方がポジティブな言葉として使われますよ!
実は日常でも使いやすい「漲る」。
ぜひ覚えておいてくださいね!
次の難読漢字は「蟠り」!
「蟠り」
一見すると、どんな意味なのかすらもわからないですよね。
ヒントとしては
「これが心にあると、眠れなくなったり悩んでしまいます。」
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「蟠り」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「わだかまり」
です!
「蟠り」は、
「心の中にこだわりとなっていて、重苦しくいやな気分」のこと。
特に不信感や不満、疑惑やモヤモヤについて指すことが多いようです。
「心に蟠りがあって不眠症になってしまった」
「蟠りの残る結末」
など、あまり良い意味の例文では使われません…
そもそも「蟠」という漢字は
蛇がとぐろを巻いている様子を表す漢字なのだとか。
曲りくねり、絡み合いながらぐるぐるとしている様子は、
まさに心が晴れない「蟠り」を抱えている状態を表すのにぴったりですよね。
漢字で書くと何のことかわからなくても、
「わだかまり」自体はとてもよく使われる言葉。
「蟠りなく解決することができました!」
など、ビジネス上の明るい挨拶でも使うことができるので、
ぜひ覚えておいてくださいね!
最後の難読漢字は「烏滸がましい」!
「烏滸がましい」
言葉は自体は、大人なら一度聞いたり言ったりしたことのある言葉です。
特に、目上のかたに何かをお願いするときに、
この言葉を使いますよ。
さて、あなたは正しく読めるでしょうか?
「烏滸がましい」の読み方、正解は…
気になる正解は…
「おこがましい」
です!
「烏滸がましい」は、
「身の程をわきまえない」「生意気なようす」のこと。
「先輩を差し置いて帰るだなんて烏滸がましい」
「親が言うのも烏滸がましいですが、我が子はかわいい」
など、非難の言葉だけではなく、謙遜の言葉としても使われます。
漢字は見慣れないですが、
ビジネスマンであれば知っておくべき言葉です!
たとえば上司や目上のかたに、何かをお願いする場合。
「大変烏滸がましいお願いで恐縮なのですが…」
という言葉を添えるだけで、言葉が柔らかくなります。
自分の立場をわきまえており、
そんな自分がこんなことをお願いするのは厚かましく恥ずかしい…。
そんなニュアンスを込めることができるんです!
ビジネス上でのクッション言葉としても使える「烏滸がましい」。
ぜひ覚えて役立ててくださいね!
すべて正解できた方は漢字マスター!素晴らしいです!
もし正解できなくても、これを機に学んで今後に活かしましょう!
出典:コトバンク