今日の難解漢字は、
「寧ろ」
「守宮」
「革める」
「塁球」
「市井」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「寧ろ」です!
「寧ろ」
何と読むかわかりますか?
「寧」は、丁寧という言葉に使われていますが、
「ねいろ」とは読みません。
「寧ろ」の読み方のヒントはコレ!
正解を発表する前に、ヒントを2つ出します。
- ヒント1:何かを比較するときに使われる言葉
- ヒント2:「こちらの方がいい」という気持ちを表す言葉
「手伝おうとしたのに、寧ろ邪魔になってしまった」
このような言い回しに使える言葉です。
そろそろわかりましたか?
「寧ろ」の読み方!正解は…?
「寧ろ」の読み方、正解は……
「むしろ」です!
「どちらかといえば」
「どちらかひとつを選ぶのなら」
という意味を持つ言葉です。
用例についても見てみましょう。
「彼はかっこいいというより寧ろ綺麗だ」
「出かけるよりも寧ろ家でゴロゴロしていたい」
このように、「こちらの方がいい」「どちらかといえば」
というような気持ちを表現したいときに使えますね。
ちなみに英語だと、「more A than B」という表現が有名です。
日本語に訳すと「BというよりむしろAだ」の意味になります。
「寧ろ」には4文字の読み方もある?
「あれ?4文字の読み方は不正解?」
と思った人もいるのではないでしょうか。
実は、「寧ろ」にはもうひとつ違う読み方があります。
読み方は「ねんごろ」で、
「心がこもっている様子」「親切であること」という意味です。
「寧ろ」を「ねんごろ」と読むときは、「丁寧」という言葉を
イメージするとわかりやすいでしょう。
「寧ろ」の読み方が「むしろ」なのか「ねんごろ」なのか
わからなくなってしまったときは、
- 「むしろ」…比較するときに使われる言葉
- 「ねんごろ」…人物のしぐさや様子を表すときの言葉
このように、文章の意味を考えることで推測していけるでしょう。
漢字って、知れば知るほど奥が深くて面白いですよね!
2つ目の漢字は「守宮」です!
いきなりですが、「守宮」という漢字、なんと読むか分かりますか?
そのまま読むと「まもるみや」や「もりみや」となりますが、どちらも不正解です。
「しゅきゅう」という読み方は正しいのですが、あまり一般的には使われません。
この漢字、あなたは読むことができますか?
「守宮」の読み方のヒントは?
この漢字はある生き物の名前を示しています。
漢字からヒントを得るのは少し難しいので、その生物に関するヒントを出します。
「守宮」はトカゲによく似た爬虫類です。
家の中に居ることが多いです。
わかりましたでしょうか?
正解は…
正解は…
やもり
でした!
「ヤモリ」と「イモリ」は紛らわしく分かりづらいですが、家(や)にいるのが「ヤモリ」で井戸にいるのが「イモリ」と覚えましょう。
ちなみにヤモリは「家守」とも書きます。
こうして見ると家にいる生き物だということが分かりやすいですね。
よければ両方の漢字表記を覚えておいてくださいね。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
3つ目の漢字は「革める」です!
「革める」
「かわめる?」「かくめる?」
「革」はなじみ深い漢字ですが、この送り仮名はあまり見かけないかもしれません。
なんと読むかわかりますか?
「革める」読み方のヒントは?
ヒントは、悪い点を正しくする、古いものを新しくする、態度や服装などをキチンとするといった場合に使われます。
類語は
「改善する」
「作り直す」
「正す」
などが挙げられます。
意味が複数ありますが、日常でよく使う言葉なので考えてみてくださいね。
「革める」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「あらためる」
です!
「だらしない食生活を明日からは革めようと思う」
「改めて提出案を作り直す」
「言葉遣いを革める」
のように使います。
「あらためる」と読む漢字は他に「改める」と「検める」があります。それぞれの違いを解説していきましょう。
「検める」は、「正しいかどうかを詳しく調べる・吟味する・確かめる」場合に使います。
「改める」は、「革める」「検める」両方の意味で使うことができます。
普段は「改める」を見かけることが多いですが、シーンによって漢字を使い分けられたら尊敬されるかもしれませんよ!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
4つ目の漢字は「塁球」です!
この「球」はいったい何の球でしょうか?
「塁球」は、野球などで使う「一塁・二塁」などの「塁」に「球」と書きますね。
どちらも野球の道具に関係している字ですが、正解は何と読むのでしょうか。
ヒントをもとに一緒に考えてみましょう!
「塁球」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① やっぱり「野球」に関係しています。
ヒント➁ これはスポーツ競技の名前です。
ヒント③ 主に女子がやるスポーツです。
「塁球」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ソフトボール」です!
「ソフトボール」は皆さんご存じ、野球と非常によく似たスポーツ競技ですね。
その見た目からも分かるとおり、野球から派生したスポーツなんですが、意外にも野球とは投球方法もグラウンドの規定も、使用するボールなど、いろんな部分でルールが異なります。
日本でのソフトボール歴史は、今から約100年前にまで遡ります。
1921年(大正10年)、アメリカ留学から帰国した東京高等師範学校の教授たちによって、学校体操科の遊戯として紹介したことがきっかけと言われています。
今では、日本はオリンピックなどの国際的な大会でも良好な成績をおさめている、強いスポーツとしても有名ですね。
何のスポーツでも、日本が強いって誇らしいですね!
5つ目の漢字は「市井」です!
すごく単純な漢字で「市井」。
人の名前の苗字にもよく使われる漢字ですが、単語として問われると何て読むのか迷ってしまいますね!
そのまま読めば「しい」や「いちい」ですが、正解はどうでしょうか?
読めそうで読めないこの漢字、ヒントを見ながら一緒に考えてみましょう!
「市井」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 人の苗字として使われるときは「いちい」です。
ヒント➁ 「し〇〇」の3文字です。
ヒント③ 用例としては、「市井の人」なんて言ったりします。
「市井」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しせい」です!
「しせい」?
改めて正解を言われてもピンとこないですね。聞きなれないこともありますし、意味も分からない・・・。
「市井」とは、「人や家が集まっているところ」や「市街地」などを幅広く表す言葉です。
「市井の人」と言われれば、いわゆる「一般人」を表すものとなりますが、この言葉自体、古いものですので最近ではあまり耳にしなくなりましたね。
ダジャレで「市井に住んでいる市井さん」くらいしか使う場面はなさそうです・・・。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!