今回は「公孫樹」「蜆」「兎角」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「公孫樹」
今回はいつにも増して難しいですね・・・。
音読み、訓読み、漢字としての意味など、どれも当てはまらず予想がつきません。
強いて言うなら、「樹」とう字が最後にあることから何かの植物か木であることは間違いないようですが、はたしてどうでしょうか?
「樹のような他の何か」だった場合は完全にお手上げ状態ですが、この漢字、あなたは読めますか?
「公孫樹」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 日本の街にもある、メジャーな樹です。
ヒント② 紅葉すると綺麗です。
ヒント③ この実を踏みつぶすと大変ですよ・・・。
「公孫樹」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「いちょう」です!
「いちょう」と言えば、真っ先に思い浮かぶのが「いちょう並木」や「紅葉した葉っぱが秋の風に吹かれている1シーン」ではないでしょうか。
日本のあらゆる都市においても、街道には「公孫樹」が植えられていて、絵になる時が多いですよね。
その半面、やっぱり気になるのが春の時期の「銀杏」でしょう。
銀杏は、「公孫樹」の種子であり、その臭いの凄さも皆さんご存じのことと思います・・・。
綺麗なものにはトゲがある、ではないですが、何でも完璧なものってないんですね。
ちなみに、「公孫樹」と書く理由は、「いちょうが孫の代まで立たないと大木にならない」ことに由来しているそうですよ!
2問目はこの漢字!「蜆」
シンプルに1文字だけの「蜆」。
漢字の成り立ちをみると「虫へん」に「見」という組み合わせなので、「虫を見る」でしょうか。
「虫を見る」と言われれば、昆虫を捕食する何かと想像できますが、そうすると鳥類の何か?
意外に難問ですが、頑張ってチャレンジしてみてください!
「蜆」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント② これは昆虫ではありません。
ヒント③ お味噌汁の具材としても定番です!
「蜆」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「しじみ」です!
「蜆」という漢字は、成り立ちはシンプルですが漢字検定1級の難問でした!
読めないのも納得です。
また、貝なのになぜ「虫へん」がつくのかというと、もともとは小さい貝で「縮んでいるように小さい=縮み」が語源という説があります。
虫のように小さく、浅瀬に「顕現する=見る」ということから、虫+見で「蜆」となったと言われています。
お寿司屋さんでも定番の味噌汁として「蜆汁」がありますが、これがまたお寿司と相性抜群で最高なんですよね!
今夜の味噌汁の具材は「蜆」に決定!
最後はこの漢字!「兎角」
今回の問題は、「兎角」の読み方です。
「とにかく」と読んでしまう人もいるかも知れませんが、それは間違い。
一般によく耳にする言葉ですが、漢字はあまり見かけません。
さて、あなたには正しく読むことができますか?
「兎角」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です
- 「あれこれ」「いろいろ」「現実には存在しない」といった意味
- 兎角この世は住みにくい
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「兎角」の読み方!正解は!?
正解は「とかく」です。
冒頭でお話しした「とにかく」は「兎に角」と書きます。
よく似ているので注意が必要ですね。
「兎角」は兎(うさぎ)に角が生えるように、実際にはありえないことの例えです。
また、「とにかく」や「いずれにせよ」といった意味で使われる場合もあります。
ヒントで紹介した「兎角この世は住みにくい」は夏目漱石の「草枕」の一説。
例文としては他に「彼には兎角困ったものだ」「慌てると兎角失敗しやすい」などがあります。