今日の難解漢字は、
「若毛る」
「褌」
「費府」
「紺青」
「饂飩」
です!
さて、なんと読むか分かりますか?
目次
- 1 1つ目の漢字は「若毛る」です!
- 2 「若毛る」読み方のヒントは?
- 3 「若毛る」の読み方、正解は……
- 4 2つ目の漢字は「褌」です!
- 5 「褌」の読み方のヒントはコレ!
- 6 「褌」の読み方の正解は・・・・?
- 7 3つ目の漢字は「費府」です!
- 8 「費府」の読み方のヒントはコレ!
- 9 「費府」の読み方の正解は・・・・?
- 10 4つ目の漢字は「紺青」です!
- 11 「紺青」の読み方のヒントはコレ!
- 12 「紺青」の読み方の正解は・・・・?
- 13 5つ目の漢字は「饂飩」です!
- 14 「饂飩」と書いて、なんと読むか分かりますか?
- 15 「饂飩」読み方のヒントは?
- 16 「饂飩」読み方のもうひとつのヒントは?
- 17 「饂飩」の読み方、正解は・・・
- 18 まとめ
1つ目の漢字は「若毛る」です!
「若毛る」
「若気のいたり」という言葉もありますが「わかげる」ではありません。
「若毛る」読み方のヒントは?
ヒントは、声を出さずに笑う様子を表した言葉です。
類語としては
「ほくそ笑む」
「口元がゆるむ」などが挙げられます。
「若毛る」の読み方、正解は……
正解は・・・
「にやける」
です!
「若毛る」は、初めは男性がなよなよしている様子を表す言葉でした。それが転じて「浮ついた様子」を表す時にも使われ始めます。
「男なのにメイクなんかして若毛たやつだ」のような感じですね。
しかし時代と共に意味が変化し、今では男女問わず薄ら笑いを浮かべているという意味で使うことが一般的になっています。
「にやにやする」と「にやける」の語感が似ているため、このような変化が起きたと言われています。
私たちが普通に使っている漢字のどれかは、あと何十年かしたら全く別の意味になっているかもしれないと思うと面白いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2つ目の漢字は「褌」です!
まず最初に言っておきます。
「褌」は「ザ・男」いや、「ザ・漢」と書いた方が良いでしょうwww。
「褌」の似合う男性って、ほんと素敵ですよね。何せ、これ一つでいろいろなものに立ち向かう、まさに自分自身が強くないと成り立たない、そんなものなんです。
話が少し脱線してしまいましたが、そんな「褌」、漢字一文字ですがあなたは読めますか??
「褌」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 主に男性が身に着ける、衣装です。
ヒント② 色は白が定番で、長ーいです。
ヒント③ お祭りや相撲といったらこれがないと始まりません!
「褌」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ふんどし」です!
「褌」とは、主に男性の陰部を覆い隠す帯状の布で、近年、お祭りなどの場では女性も身に着けていて、とてもカッコいいですよね。
「褌」の歴史は古く、そのシンプルな衣装?がゆえに男性が身に着ける定番のものとして、室町時代以前からありました。
江戸時代頃から、白の木綿を用いるようになりましたが、おしゃれな人や中流階級以上の男性は、白加賀絹や幅が他の人とと異なるものにしたりと、アレンジをしていたそうです。
現在でも、お祝い事や寒中水泳の際などに、色とりどりの赤や黄、黒といった色のついた「褌」を身に着けていますよね!
お祭りや国技の相撲でも定番の衣装として、現代にも受け継がれている「褌」。
その身一つで着こなす様は、まさに「背中で語る漢」の象徴とも言えるでしょう。
3つ目の漢字は「費府」です!
これは難問です!
お金そのものや、金品を使うことを表す「費」。
これに幕府や大阪府などの「府」をつけて「費府」・・・。
イメージでは、国や自治体の財政を取り扱う部門のような気もしますが、どれもまったく違います。
完全に音からくる当て字になりますので、ヒントを見ながら考えてみましょう!
「費府」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはある国の都市の名前です。音読みによる当て字です。
ヒント② 「〇〇〇デル〇〇ア」、8文字です。
ヒント③ 人類史上初の、「信仰の自由が保障された街」です。
「費府」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「フィラデルフィア」です!
フィラデルフィアは、アメリカ合衆国ののペンシルベニア州にある、同州最大の都市です。
場所は、ニューヨークとワシントンDCの間あたりに位置し、東海岸では2番目に人口が多い都市ですね。
「フィラデルフィア」で有名なものといえば、アメリカの独立宣言を行った場所でもある「独立記念館」やアメリカで初めてつくられた「第一合衆国銀行」などがあります。
そのほかにも、世界中で謎に包まれているフリーメイソンの総本山がある都市としても有名ですね。
アメリカの始まりと現代にまで続くミステリーが混在するなんて、すごいですね!
4つ目の漢字は「紺青」です!
どちらも「青い色」を表す「紺」と「青」から成る「紺青」。
パッと見、「刺青(いれずみ)」と読んでしまったのは私だけでしょうか・・・。
似たような言葉として「紺碧(こんぺき)」がありますが、この言葉も2つの漢字とも「青い色」を表しているものです。
今回の「紺青」は、読み方の他にも意味についても考えていきましょう!
「紺青」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント② 色を表す言葉ではありません。
ヒント③ 「青」の部分は「さお」や「せい」とは読みません。
「紺青」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「こんじょう」です!
「紺青」とは、「濃い青色をした顔料」のことです。
製法は、鉄のシアノ錯体に過剰量の鉄イオンを加えることで出来る物質なので、粉状になった「紺青」を吸い込むと健康を害する恐れのある顔料でもあります。
その色は、深い青色が特徴で主に絵画などで利用されてきました。
有名なところでは、ゴッホの「星月夜」や歌川広重の「京都名所之内 淀川」の青い部分で使われています。
ぜひ自分の目でも「紺青」の綺麗な色を確認してみてくださいね!
5つ目の漢字は「饂飩」です!
「饂飩」と書いて、なんと読むか分かりますか?
知ってる!うどん!という方もいらっしゃる思いますが、(うどん)以外にも読み方があります!
さあ、なんと読むでしょう?
「饂飩」読み方のヒントは?
もうひとつの読み方も同じ食べ物です。
同じ漢字が使われることから、うどんとも似ているような、近いような、そういう雰囲気がありますね。
「饂飩」読み方のもうひとつのヒントは?
うどんに似た食べ物ですが、日本の料理ではありません。
中華料理の点心だったり、町の中華屋さんで食べられたりします。一口くらいの大きさの皮に、肉やネギなどのあんが入ったあの食べ物です。びらびらした食感がたまりません。
「饂飩」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ワンタン」
です!
あれ?ワンタンは別に漢字がなかった?と思われる方もいらっしゃるでしょう。そのとおり、ワンタンといえば「雲呑」のほうが馴染み深いのではないでしょうか。
うどんは日本では「うんどん」から言葉が生まれたとされ、一方の中国では「フンドゥン」と呼ばれているそうです。
またよくみると、「雲呑」も「うどん」と読めませんか?このあたりは諸説あるようですが、中国の地方によったり、日本に伝わる際に入れ替わったりなど色々あるようで、饂飩・雲呑・うどん・ワンタン、どれもルーツは同じと見て良さそうです。とても興味深いですね!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!