今日の難読漢字は
「簀の子」
「僻む」
「僅少」
です!
あなたは正しく読めますか?
最初の難読漢字は「簀の子」!
つい「さいのこ」と読んでしまいますが不正解!
「簀の子」は、とても身近なものの名前です。
お風呂やプールでよく見かけるものですが、
もしかすると、あなたは毎日使っているかも?
さて、あなたは読めますか?
「簀の子」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「すのこ」
です!
「簀の子」は
「板や竹を間を空けて並べて横板に打ちつけたもの」の総称。
言葉で説明すると仰々しいですが、
お風呂やプールで使ったり、
学校の玄関でも使われているアレです!
特に使われているのが簀の子ベッド。
通気性が良くカビが生えにくいので、日本の住宅には適しているとされています。
みなさんがお使いのものも、簀の子ベッドかもしれません!
また、演劇などで使われる舞台の天井にも簀の子が使われています。
天井から照明や緞帳を吊るすためには、
間が空いている簀の子がぴったり!
ちなみに舞台の簀の子のことを関西では、
ぶどうの木を支える棚に似ていることから「ぶどう棚」と呼ぶそうです。
生活に馴染みのあるものだと、
一度読めてしまえば覚えるのは簡単です。
これを機に、ぜひ読み方や意味をマスターしてくださいね!
次の難読漢字は「僻む」!
「僻む」は、よく「ねたむ」と読み間違えられる漢字です。
ネガティブな意味が似ているため、
混同して覚えてしまっているのかも。
つまり「ねたむ」と同じような言葉を思い浮かべてみれば
答えが出てくるはず!
さて、あなたは読めますか?
「僻む」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「ひがむ」
です!
「ひがむ」は
「物事を素直に受け取らず、曲げて考える」
「自分が悪く扱われていると感じる気持ち」という意味の言葉。
「昇進した同僚を僻む」
「僻みっぽい自分に自己嫌悪が募る」
など、ネガティブな言葉ですよね。
読み方を間違えてしまいやすい「ねたむ」は、
漢字では「妬む」と書きます。
こちらは「人の幸せや長所を羨ましく思って憎む」という意味。
「嫉妬」という感じにも使われている感じです。
妬みは「自分が悔しいと思っている状態」。
僻みは「自分が不利なように感じることを相手のせいにする状態」を表しています。
つまり、「妬み」よりもこじれてきているのが「僻み」です。
どちらの感情もなるべく感じずに過ごしたいものですが、
漢字はしっかり覚えて、間違えずに読めるようになりましょう!
最後の難読漢字は「僅少」!
「僅少」
「ごくしょう」と読んでしまった方、いるのでは?
「ごく」という意味が含まれているので、
間違えて覚えがちなんです。
さて、あなたは読めますか?
「僅少」の読み方、正解は…
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気になる正解は…
「きんしょう」
です!
「僅少」は
「ごく少ないこと」「ほんのわずかなこと」という意味の言葉。
「在庫僅少」
「僅少の差で勝利を収めた」
など、身近なところで使われます。
「少」という漢字は、
「数量が少ない」や「少しだけしかない」という意味の漢字です。
「僅」の漢字も同じような意味を持ちます。
というのもこの漢字の訓読みは「わずか(僅か)」なんです!
「わずか」+「少しだけ」という漢字が組み合わさり、
「ほんのわずか」という言葉になったんですね!
同様に、同じような意味の漢字を組み合わせた言葉には、
「火炎」や「生産」などがあります。
漢字自体の意味をなんとなく覚えていれば、
熟語の意味も想像できるのは、漢字ならでは。
ですが今回の読み間違いのように、
意味に読みが引っ張られないようにご注意を!
これを機に、ぜひ読み方や意味をマスターしてくださいね!
すべて正解できた方は漢字マスター!素晴らしいです!
もし正解できなくても、これを機に学んで今後に活かしましょう!
出典:コトバンク
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