今回は「細雪」「歪な」「蛇腹」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「細雪」
漢字クイズのお時間です。
今回の漢字はこちら、「細雪」です。
「細」も「雪」も一般的な漢字なのでそこまで難しくないように思えますが、「ほそゆき」ではないとなると、考え込んでしまうかもしれません。
「細雪」の読み方のヒントは?
この漢字のポイントは「細」の読み方。
通常の「ほそ」「サイ」という読み方ではありません。
また、「細雪」の読み方は5文字です。
「〇〇〇〇〇」
分かりましたでしょうか?
正解は…
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![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2021/04/4247942_m.jpeg)
正解は…
ささめゆき
でした!
谷崎潤一郎の代表作『細雪』を知っている方なら、考えるまでもなく答えることができたかもしれません。
ちなみに意味は、文字通り「細かい雪」です。
まばらに降る雪のことも指します。
冬の寒い日、細雪にはしゃぐ人もいれば寂しさを感じる人もいるでしょう。
歳を重ね、冬をたくさん経験するうちにその気持ちも変わっていくのかもしれませんね。
あなたは細雪が降ってきたらどんな気持ちになりますか?
ここまでお読みいただきありがとうございました!
2問目はこの漢字!「歪な」
「歪な」と書いて、なんと読むか分かりますか?
いやな感じは、「嫌な感じ」と書き、歪な感じとは書きません。
でも、イメージとしては合っていると思います。
正確な形ではないもの、ゆがんでいるという意味です。
さて、なんと読むでしょう?
「歪な」読み方のヒントは?
歪な形をした壺や、本来ならば丸いはずである物の形がゆがんでいたりする時に
歪な形と表現します。
芸術的な器や壺なら受け取り方が違ってきますが、
卵がゆがんでいると、なんだか嫌な気持ちになってしまいます。
ちなみに「ゆがむ」という感じは、「歪む」と書きます。
ですが、(ゆがな)とは読みません。
「歪な」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇な」です。
歪な関係は、落ち着かない……という人も多いです。
もうわかりましたか?
「歪な」の読み方、正解は・・・
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正解は・・・
「いびつな」
です!
もしもボールが歪な形をしていたら、ゲシュタルト崩壊してしまうかも。
認めるまでが難しいかもしれませんが、歪な形もまた愛嬌です。
ぜひ、覚えておきましょう。
最後はこの漢字!「蛇腹」
「蛇腹」
これ、何と読むかわかりますか?
なんともおどろおどろしい漢字ですが…
さあ、あなたは何と読みましたか?
「蛇腹」読み方のヒント!
「蛇」読めますか?
こちらは「へび」と読みます。
みなさんおなじみ、にょろにょろっとした爬虫類です。
しかし「蛇腹」という言葉は、
もっと身近なところで使われているんです。
さて、読めましたか?
「へびはら」ではないですよ!
「蛇腹」の読み方、正解は…
![](https://do-gen.jp/wp-content/uploads/2022/03/toi_kanji_034.jpg)
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気になる正解は…
「じゃばら」
です!
「蛇腹」は、
「紙や板、膜などを、山折と谷折を繰り返して作った構造」のこと。
アコーディオンや提灯を想像すると、わかりやすいと思います。
他にも、ホースなどの工業製品はもちろん、ストローの曲げる部分、
たくさんの書類が挟める「蛇腹ファイル」など、一度は見たことがあるのでは?
伸縮が可能で、自在に曲げることができる便利な構造なので、
身近なところで使われています。
語源はもちろん、蛇の腹!
山折と谷折を繰り返した見た目が、蛇のお腹のように見えることから、
「蛇腹」と名がついたそうです。
「カタカナだと思っていた!」という方が多いこの言葉。
漢字自体は難しくないですし、
使う頻度も多いので、ぜひ覚えて使ってみてくださいね!
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