漢字読み講座

「項垂れる」って読めますか?「こうたれる」ではないのでご注意を!!

「項(こう)」も「垂れる(たれる)」も、それほど難しい漢字ではないのに、「項垂れる」は「こうたれる」ではないんです!

それでは、「こうべたれる」では?

…と思ったあなたも、残念!

「こうべたれる」でもないんです。

「こうべ」は「頭」や「首」と書きますもんね・・・

それでは何と読むのか、さっそく見ていきましょう!

「項垂れる」の読み方のヒントは・・・?

読み方は、ひらがなで「〇〇だれる」です!

そして「垂れる」には、次のような意味があります。

  1. 先端が下がった状態になる
  2. しずくになって落ちる

さらに「項」という漢字には、次のような意味があるんですよ。

  1. 物事を小分けにした1つ1つ。
  2. 代数式や数列などの構成要素。
  3. うなじ。

なんと!「項」は「うなじ」という意味・読み方もあるんです。

さあ、もう分かりましたよね?

「項垂れる」の読み方の答えは・・・

正解は、「うなだれる」でした!

失望や恥ずかしさから、心配事や考え事のため、首を前に垂れてうつむく様子を表す言葉です。

「試験の結果が振るわず、不合格の通知に項垂れた」

「先生に叱られて、しょんぼりと項垂れた」

などと使われます。

「項」は「うなじ」という意味があると前述しましたが、「項髪(うながみ)」などのように「うな」とも読むのです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!