漢字読み講座

「鬱がる」「新西蘭」「寸寸」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「鬱がる」「新西蘭」「寸寸」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「鬱がる」

鬱がる

マイナスなイメージの漢字が含まれる言葉ですが、
何と読むかわかりますか?

こちらの漢字を「うつ」と読める人は多いでしょう。

しかし、「がる」の送り仮名を使うとき、

「うつがる」とは読みません。

「鬱がる」の読み方のヒントはコレ!

それでは、読み方のヒントを2つご紹介します。

  • ヒント1:気持ちが滅入ることを指す
  • ヒント2:「鬱がっている」という言い回しもある

漢検準1級の試験に出る問題なので、
難しいと感じている人も多いかもしれませんね。

「鬱がる」の読み方!正解は…?

「鬱がる」の読み方、正解は……

ふさがる」です!

意味としては、「晴れ晴れとしないこと」「気がふさぐこと」を指します。

鬱の状態を言い換えたような読み方なので、

納得できた人も多いのではないでしょうか?

「鬱がる」の用例は?

「鬱がる」の用例を2つご紹介します。

  • このごろ鬱がることが増えてきた
  • 彼が鬱がることは珍しい

特殊な言葉のため、使用する機会は少ないかもしれませんね。

ちなみに、「鬱する」「鬱される」という送り仮名の場合は、

そのまま「うっする」「うっされる」と読みますよ。

「鬱がる」は珍しい読み方なので、意識して覚える必要があります。

暗いニュースが入ってくる昨今、辛いこともありますが、

なるべく鬱がらずに過ごしていきたいですね。

2問目はこの漢字!「新西蘭」

「蘭」の字がついているので、蘭の種類か何かの花の名前と想像してしまいますが、どちらも違います。

そのまま「西洋で生まれた新しい花」がイメージ上、ぴったりなのですが、音読みによる当て字となります。

 

さあ、ヒントを見ながら一緒に「新西蘭」の読み方を考えていきましょう!

 

「新西蘭」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これはカタカナ読みをする国の名前です。

ヒント➁ 「新」は英語で「New(ニュー)」ですよね。

ヒント③ 南国の島国です。

 

「新西蘭」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ニュージーランド」です!

 

私がこの読み方の正解を知ったとき、「新」は英語で「New」で「ニュー」、「西」は音読みにして「セイ」、「蘭」はそのまま「ラン」で、「ニュー・セイ・ラン(ド)」になる!と感心したものです。

 

特に、「ニュー」を「新」で表記したところにセンスを感じました。

 

ニュージーランドは、南太平洋にある島国で、オーストラリアの近い場所に位置する国です。

首都はウェリントンですが、大きな都市で有名なのはオークランドでしょうか。

 

ニュージーランドは、世界地図だと大きな島国っぽく見えますが、二つの主要な島以外にも、多くの小さな島々からなっていたり、南太平洋に浮かぶ島国なのにイギリス連邦加盟国だったりと、いろいろ調べてみると面白い点がたくさんある国ですよ!

最後はこの漢字!「寸寸」

シンプルに読めば「スンスン」www

 

何だかどこかの動物園にいるパンダの名前と言われても違和感がない「スンスン」ですが、これはもちろん違います。

 

「寸」といえば、日本では長さの単位でも同じみの漢字であり、約30mmくらいの長さを表します。

 

さらに「一寸」と書けば「ちょっと」と読むとおり、「寸」の字はまさに「ほんの少し」といったニュアンスが強い漢字になります。

 

では、これが2つ重なるとどうなるでしょうか!?

 

「寸寸」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 長さの単位ではありません。

ヒント➁ 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント③ こんな風に切り裂かれるのは嫌ですね・・・。

 

「寸寸」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ずたずた」です!

 

他にも、「つだつだ」や「ずだずだ」などとも読みますが、一般的に使われるのは「ずたずた」ですね。

 

この言葉が使われるシチュエーションは、何かをかなり細かく切ったときや、憎悪の意思を持って何かを切り裂いたとき。

 

似たような言葉では「八つ裂き」なんてものもありますが、あまり良い意味ではありませんね。

 

「一寸」が「ちょっと」なので、2つ合わさって「ちょっとちょっと」だったら、双子の芸人さんの持ちギャグになって面白かったんですけどね!

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!