「齎す」・・・読み方はもちろん、画数も多くて書き方も予想が付かない難しい漢字ですね。
「齋藤」「齊藤」「斎藤」など、色々な文字がある「さいとう」さんの「さい」の漢字にも似ていますが、「さい」とは読みません。
「臍の緒(へそのお)」の「臍」にも似ていますが、これも違います。
これが読めたら、あなたも漢字マスターですよ!
「齎す」の読み方のヒントは・・・?
画数の多い「齎」の文字ですが、よく見ると「貝」の文字が一部分に使われているのが分かりますよね。
かつて中国では貝を貨幣の代わりに使っていたことから、「財産」や「財宝」という意味を表しているんです。
そして、お金や財産に関する漢字に「貝」が使われます。
例えば、「財」「貯」「購」「贈」などなど・・・
「齎」という漢字にもやはり「宝・財貨・おくりもの・持ち物」といった意味があるんです。
「齎す」と送り仮名が付くと、「持ってくる」「ある状態を生じさせる」という意味になります。
読み方はひらがなで「〇〇〇す」の4文字です。
分かりましたか?
「齎す」の読み方の答えは・・・
正解は、「もたらす」でした!
ヒントにあるように、「齎す(もたらす)」には「持ってくる」「ある状態を生じさせる」という意味があります。
例えば「青い鳥には幸せを齎すと言う言い伝えがある」「良い知らせを齎す」などと使われます。
ただし、「地震が甚大な被害を齎す」など、ネガティブな事柄にも使われるんですよ。
その点も覚えておくと上級者です!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。