今日の難解漢字は、
「木乃伊」
「玄孫」
「匕首」
「捗る」
「蠕動」
です!
どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、
なんと読むか分かりますか?
目次
1つ目の漢字は「木乃伊」です!
「木乃伊」
この字からはまったく想像がつかない、カタカナで表記されるあの言葉。
「キ」から始まる言葉でもないので難しい・・・。
さぁ、何と読むのでしょうか?
「木乃伊」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」3文字。
ヒント➁ 有名なものは、エジプトにあります。
ヒント③ そのまま「死者」を表します
「木乃伊」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ミイラ」です!
え?これで「ミイラ」と読むの?と思った人も多いと思います。
そもそも、「ミイラ」は17世紀頃から使われている日本語で、語源的にはポルトガル語から来たとも言われています。
一方、「木乃伊」という表記は、漢字を使っていることから分かるとおり、中国での用語となります。
中国語での発音は「ムイイ」とか「ムナイ」であることから、英語の「マミー」をもじったものと思われます。
東洋まで伝わっていることからも、エジプト文明の王たちの偉大さが分かりますね!
2つ目の漢字は「玄孫」です!
一見、世界史の授業で習った、昔の中国の偉人?とも思ってしまう「玄孫」。
孟子、荀子、老子・・・こんな感じで「玄孫」が出てきてもおかしくない感じがしてしまいますが、人の名前ではありません。
「孫」という字が使われているのが最大のヒントになりますが、いったい何と読むか分かりますか?
「玄孫」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇まご」とは読みませんが、家族間の関係を表す言葉です。
ヒント➁ 「〇〇〇〇」の4文字です。
ヒント③ 孫の次がこれです。
「玄孫」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「やしゃご」です!
「玄孫」とは、親子間の関係を表す言葉で、自分を親と見た場合、「子→孫→曾孫→玄孫」となります。
そのため、子どもの子どもが孫、孫の子どもが曾孫、曾孫の子どもが玄孫になるため、一般的には玄孫と生きて会えることは稀でしょう。
でも、世の中には若くして子を授かる方もいて、玄孫どころかその次の子どもまで会える方もいることでしょう。
せっかくなので、「玄孫」以降の呼び方もご紹介しましょう!
玄孫→来孫(らいそん)→昆孫(こんそん)と続きます。さらにその先も言葉はありますが、現実にあった最高記録はアメリカでの「昆孫」までのようです。
長生きすると、こんなに幸せなことが待っているんですね!
3つ目の漢字は「匕首」です!
今回は、ちょっと物騒なこの言葉です。
「匕首」読み方のヒントは?
「匕」はカタカナのヒではありませんよ!
漢字ですが、ほとんどの方は見たことがないでしょう。
「花」の字の一部ですが、なんと読むのでしょうか?
「匕」も「首」も、ヒントは”想像がつかない読み方”です。
「匕首」の読み方、正解は…
「あいくち」と読みます。
「匕」だけでなく、「首」の方も難しい読み方です。
読めるわけありませんよね。
「短刀、どす」を意味し、”つばのない刀”を指します。
刀といって通常イメージするのは日本刀ですが、そのような”つば”のある刀ではないということですね。
いわゆる刑事ドラマなどで登場する「どす」というものに当たります。
聞いたことがあるのではないでしょうか?
主な用途は暗殺だったようで、物騒な言葉でもあります…。
なので、現代では匕首の所持は厳しく取り締まられているようです。
時代の流れを感じさせますが、登場するとしたら昔の小説などが多いと思われます。
4つ目の漢字は「捗る」です!
何となく見たことのある文字だけど、「~る」が付いて動詞になると読めない漢字って多いですよね。
「捗る」もその一つではないでしょうか?
皆さん、日常的によく使っている言葉ですよ!
さっそく見ていきましょう。
「捗る」の読み方のヒントは・・・?
ヒントはズバリ、「仕事や作業の進み具合を表す言葉」だということです。
- 「さて仕事に取り掛かろう」と思ったら、急な電話や来客続きで一向に進まない・・・
- 締め切りの時間が迫って、驚異の集中力で一気に作業が片付いた!
どちらの経験も、誰にもありますよね?
「捗る」は、どちらのケースに当てはまる漢字でしょうか?
「捗る」の読み方の答えは・・・
正解は・・・「はかどる」です!
仕事が効率よく順調に進むことを意味する漢字なのでした。
ビジネスシーンで頻繁に使われる言葉でもあるので、漢字で書けたらステキですよね。
ちなみに、注意してほしいのが・・・
「捗」という漢字自体は、画数も多くなくて書くのも簡単!
てへんに「歩」だよね?
・・・と思われている方が多いかもしれませんが、実は間違いなんです!
よーく見てください。「歩」の7画目の点が無いですよね?
てへんに「歩」だと11画ですが、1画少ない10画なのでご注意くださいね。
5つ目の漢字は「蠕動」です!
「蠕動」の読み方をご存じでしょうか?
「需要(じゅよう)」の「需」に似た字が使われていますが「じゅどう」と読むのは間違いです。
よく見ると虫偏が付いているので、虫に関係した言葉でしょうか…?
さて、あなたには読むことができますか?
「蠕動」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です。
- 小さな虫が体をくねらせながら進むことなどを言います。
- 腸の蠕動運動を促して消化を助ける。
以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。
「蠕動」の読み方!正解は!?
正解は「ぜんどう」です。
「蠕動(ぜんどう)」とは、ミミズのような小さな虫が身体をくねらせながら徐々に前に進むことや、体内の器官が筋肉の収縮を伴ってうごめくことなどを言います。
ヒントに示したように、体内の腸の動きを「蠕動運動(ぜんどううんどう)」と表現されるのを聞いたことがある方は多いのでは?
「蠕」という漢字が複雑なため、多くの文書や記事では「ぜん動」と書かれることが多く、漢字はあまり目にしないかも知れません。
この機会に「蠕動(ぜんどう)」という漢字を覚えておいてくださいね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました!