漢字読み講座

【今日の難読漢字】「擬い」「英里」「澱粉」「息吹」「手練れ」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「擬い」

「英里」

「澱粉」

「息吹」

「手練れ」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「擬い」です!

「擬い」

「擬音(ぎおん)」「擬態(ぎたい)」「擬人化(ぎじんか)」など「ぎ」と読まれることが多い漢字ですが、漢字の意味は変わらず別の読み方があります。

一体なんと読むのでしょう。想像してみてください。

「擬い」読み方のヒントは?

ヒントは、にせもの・本物に似せてあるものを表す言葉です。

類語は

「偽(にせ)」

「えせ」

「もどき」

などが挙げられます。

「擬い」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「まがい」

です!

「詐欺擬いの手口だ」

「高い代金を払ったのに擬いものだった」

のように使います。

実はヒントで例に出した「もどき」も漢字で書くと「擬」です。

植物の「ウメモドキ」は漢字で書くと「梅擬」、食べ物の「がんもどき」も「雁擬き」です。

それぞれ、梅ではないけれど梅によく似ている、精進料理で雁の肉の代用品として(諸説あり)と、まさに「擬い」という意味で名前が付けられています。

実は「擬(もどき)」がつく植物や生き物は数多く、「蟻擬(アリモドキ)」「徳利椰子擬き(トックリヤシモドキ)」など100種類以上あると言われています。

考えていみたら擬いものみたいな名前をつけられているのも、なんだか失礼な話ですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

2つ目の漢字は「英里」です!

パッと見ただけでも、女性の名前によくある「えり」が浮かんできてしまいそうですが、もちろん違います。

 

難読漢字の問題なので、全然違う意味や読み方なんですが、うまく漢字を当てはめたな、と感心してしまいました。

 

さあ、ヒントを見ながら「英里」の読み方を考えていきましょう!

 

「英里」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これは意味からくる当て字です。

ヒント➁ 「英」はイギリスを意味します。では「里」は?

ヒント③ 日本では「km」を使います。

 

「英里」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「マイル」です!

 

「マイル」とは「長さや距離を表す単位」として、主にヨーロッパ圏で使われていますね。

 

また、日本でも「1海里」といった単位を使うことがあると思いますが、「イギリスで使われる距離の単位(里)だから、英里」と何ともアカデミックな発想が素晴らしいと思いました。

 

1マイルは1760ヤード=約1610mとなりますが、これは国際規格のもので、他にも「測量マイル」や「法定マイル」などいくつものマイルがあって、私たちにはあまり馴染みがありませんね。

 

あなたのまわりでも、「英里」ちゃんと書いて「マイ(ル)」ちゃんと読む子もいるかもしれませんね!

3つ目の漢字は「澱粉」です!

「澱粉」と漢字で書かれると読めないかもしれませんが、

普段食べているものの中にも澱粉は入っています。

また、食べるものだけでなく文具として使うものにも入っています。

小学校の時に理科の実験デビューとして「澱粉」を学んだ人も多いのでは?

さて澱粉と書いて、なんと読むか分かりますか?

「澱粉」読み方のヒントは?

澱粉の「澱」は、(よどむ)とも読みます。

よどんだ水の底に溜まる沈殿物、という意味です。

食べ物だと、米や小麦粉、トウモロコシやジャガイモなどが有名です。

もうひとつヒントを言うと、紙を貼り付けるのりにも使われています。

「澱粉」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

もっと言うと「〇〇ぷん」です。

さあもうわかりましたか?

「澱粉」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「でんぷん」

です!

 

トウモロコシからできている澱粉は、コーンスターチです。

少し前に流行った、タピオカもキャッサバの根茎からできた澱粉なのです。

さつまいもの澱粉は春雨、葛切り、わらび餅やラムネになります。

普段食べているものだと思うので、是非覚えておきましょう。

4つ目の漢字は「息吹」です!

あまり自分から使うことは無いかもしれませんが、

耳にすることは多いと思います。

特に春先のニュースなどでは、よく使われています。

呼吸という意味で合っていますよ!

さて、「息吹」と書いてなんと読むでしょうか?

「息吹」読み方のヒントは?

呼吸だけでなく、生気や活気のあることという意味でも使われます。

春の息吹」「冬の息吹」など、

それまでと違った新しい空気が入って来る事を「息吹」と言います。

会社に新しい子が入ってくると、新鮮な息吹を感じることでしょう。

息吹を与えるような人になりたいものですね。

「息吹」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

さあ、もうわかりましたか?

「息吹」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「いぶき」

です!

 

寒い冬が開けるのを告げるように、春の息吹を感じることができます。

春の息吹を感じるのは、つくしやタンポポが芽吹いているのを見た時でしょうか?

なんとなく春が近づくと、ウキウキしますよね!

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「手練れ」です!

「手練れ」の読み方をご存じでしょうか?

「練」という字は「練(ね)る」と読めますが「てねれ」と読むのは間違いですよ。

決して難しい漢字は使われていないに、読めそうで読めないこの言葉。

さて、あなたには読むことができますか?

「手練れ」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇れ」の3文字。
  2. 意味は、芸や武術などに熟練していることです。
  3. 「手練れの技が光る」などと使います。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「手練れ」の読み方!正解は!

正解は「てだれ」です!

日常では聞きなれない言葉ですが、ドラマや時代劇などで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

芸や武術、スポーツなど様々な分野で熟練していることを「手練れ」いいます。

例文としては「彼には全く隙が見られない。相当な手練れに違いないだろう」などがあります。

類語には、猛者、剣豪、つわ者、達人などがありますが、それぞれに少しずつ意味が異なるので注意が必要です。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!