今回は「芬蘭」「態々」「侘しい」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「芬蘭」
(ぶんらん)じゃありません。
2文字目から花の名前のようにも見えますが、今回は花とはあまり関係のないかもしれません。
さあ、なんと読むでしょう?
「芬蘭」読み方のヒントは?
海外の地名です!
海外の地名ということで、いわゆる当て字であるため、漢字の意味というよりも、漢字自体が持つ読み方のほうがヒントになるかもしれません。
「芬蘭」読み方のもうひとつのヒントは?
地名というか、国の名前です!
パッと見の読み方が、実がだいぶ近いかもしれません!ここはもう勢いでそれっぽい国を言ってみると意外とそのとおりかも…?
「芬蘭」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「フィンランド」
です!
スカンジナビア半島の根本のほう、いわゆる「北欧」の国の1つですね。高福祉の穏やかな国というイメージで、映画「かもめ食堂」の舞台ともなりました。
今ではすっかりブームとなったサウナの発祥の地でもあります。最近は温浴施設のサウナでもよく「ロウリュサービス」が行われています。熱したサウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を発生させるこの「ロウリュ」、もちろんフィンランド語です。
そしてあのトナカイがひくソリにのってプレゼントを配るサンタクロースがいるのもフィンランド。まさに夢の国ですね。
2問目はこの漢字!「態々」
「態々」の読み方をご存知でしょうか?
まさか「くまくま」と読んではいませんよね。
「熊」は「能」の下に点が4つ付いていますが、「態」は下に「心」が付いています。
「々」は同じ字が2つ重なることを表すので、「態態」とも書きます。
さて、あなたには読むことができますか?
「態々」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- そこまでしなくても良いことを行うさまをいいます
- 「態々来なくても電話でいいよ」などと使います
以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。
「態々」の読み方!正解は!?
正解は「わざわざ」です!
- 普通はそこまでしなくても良いことを行う
- 必要のないことを行う
- ついでではなく、そのことだけのために何かを行う
以上のような場合に使われる言葉ですね。
好意的に使う場合には「わざわざお越しいただきありがとうございます」などと使います。
余計なことをしなくても…という場合には「家にあるのに、わざわざ買ってきたの?」という風に使われることも。
語源は古語の「態態し(わざわざし)」で、「わざとらしい」「わざと」といった意味を持っていたのが、現在の「わざわざ」に変化しました。
「態と(わざと)」という言葉は、故意にするという意味で、今も残っていますね。
最後はこの漢字!「侘しい」
「侘しい」
この漢字は、ニュースや体験談などで使われる機会が多くあります。
日常生活でたびたび耳にする言葉なのですが、わかりますか?
「侘しい」読み方のヒントは?
「侘しい」はやりきれない気持ちや、頼るものがなく心細い気持ちを表す言葉です。
例えば……
田舎などの、廃れて活気のない商店街を指して
「シャッターばっかりで侘しいなぁ」
なんて言うこともあるかもしれません。
おわかりでしょうか?
「侘しい」の読み方、正解は……
「侘しい」の読み方、正解は……
「わびしい」です!
「わびしい気持ちになる」と言うと、希望が達せられずガッカリしたり、やりきれない気持ちになったりする姿を表します。
ちなみに「侘(わび)」の漢字は、日本人特有の美意識を表す「わびさび」の「わび」でもあります。
「侘び寂び」とは、不足や静寂のなかに奥ゆかしさや豊かなものを感じられること。
「侘しい」と聞くとどこか悲しい雰囲気が漂いますが、「わびさび」と聞くとなんだか綺麗な雰囲気がしませんか?