今回は「糾う」「目眩く」「倣う」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「糾う」
「糾う」
「叫」という漢字に似ていますが、意味や読み方はまったく違います。
「糾弾する」の「糾」でもありますが、送り仮名があるときは「きゅう」とは読みませんよ!
「糾う」読み方のヒントは?
「糾う」には糸をより合わせたり、縄をなったりする意味があります。
いとへんにあるように、糸を絡ませるようにして、交え合わせるという意味があるのですね!
読みは「〇〇〇う」で、送り仮名を含めて4字です!
「糾う」の読み方、正解は……
「糾う」の読み方、正解は……
「あざなう」です!
わかりましたか?
有名な故事成語に「禍福はあざなえる縄のごとし」があります。
もっとわかりやすく言うと「不幸と幸福は交互に交え合った縄のようだ」みたいな感じ。
そこから転じて、
「不幸と幸福は交互に訪れるものだ」という意味が含まれるようになりました。
つらいことがあっても、それがずっと続くわけではなくかならず幸福が訪れる……と、前向きなメッセージが込められています。
もし身近で不幸に悲しんでいる人がいたら、ぜひ「禍福はあざなえる縄のごとし」を教えてあげてくださいね。
2問目はこの漢字!「目眩く」
なんとなく、まぶしくと読めそうですが
まぶしくではありません。
しかし、意味としては目がくらむという意味です。
そしてネガティブな意味ではなく、かなりポジティブな意味の言葉です。
「目眩く」読み方のもうひとつのヒントは?
またたく、でもありません。
もうひとつ言うと、自分に害がある物でもありません。
「目眩く」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「めくるめく」
です!
「思春期の頃には、目眩く恋に胸を焦がした」
「引っ越す時には、嬉しい想像が目眩く駆け巡る」
「新しい会社や学校に入る前には、期待や不安で目眩く思いが頭を巡る」
「ドラマを見ていて目眩く展開に目が離せない」
など、次から次へと展開が続いていく、という意味合いで使います。
大人になるとなかなか目眩く経験がありませんが、最後にいつ目眩く経験をしたのかを思い出してみるのもいいかもしれませんね。
目眩く体験をしたいなら、新しい場所に飛び込んでみるのもおすすめです。
最後はこの漢字!「倣う」
「倣う」と書いて、なんと読むか分かりますか?
「模倣」の(ほう)ですが、(ほうう)とは読みません。
ちなみに「模倣犯」は、他人の犯罪の手口をまねた犯罪という意味です。
さて、「倣う」と書いてなんと読むでしょうか?
「倣う」読み方のヒントは?
漢字で書くことはあまりないと思いますが、
幼稚園、小学校でも良く使われている言葉です。
「前へ倣え!」
「小さく前へ倣え!」
「右に倣え!」
など、意味としては
ある事を見本として、それに従うこと、真似をする事です。
社会人になってからも、
「前例に倣う」
など、前例の通りに進めて行く時などに使います。
誰でも、一度くらい読み方を口にしたこともあるのでは?
「倣う」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇う」です!
さて、もうわかりましたか?
「倣う」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「ならう」
です!
なかなか前例がない物は手が出しにくいので、
誰かに倣うと楽ですよね!
「倣う」、ぜひ覚えておきましょう。