今回のお題は「語り種」「百舌鳥」「暖気」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「語り種」
「語り種」
「語り」はそのまま「語る(かたる)」と同じように「かたり」と読みます。問題は「種」の読み方。そのまま「たね」とは読みません。もちろん「かたりしゅ」でもありません。
さぁ、なんと読むのでしょう。
「語り種」読み方のヒントは?
ヒントは、時間が経っても広い範囲で語られる話題を表す言葉です。話し続けられる話題の種という意味でこの漢字が使われています。
類語は
「語り継がれる」
「伝承されている」
「伝説になった」
などが挙げられます。
また「種」を「草」と書く場合もあります。「草」と書いた時はそのまま読めばOKです。これは大ヒントですね!
「語り種」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「かたりぐさ」
です!
「彼の行動はいつまでもこの会社の語り種になっている」
「試合での大活躍はのちのちまで語り種となった」
のように使います。
広範囲で知られていても話題になってまだ日が浅かったり、すぐに忘れられてしまったりする時には「語り種」は使われません。年月が経っても、人々に語られている話題に対してのみ使われます。
「語り草」とも書きますが、これは「くさ」という音の当て字です。今では「草」と書くことの方が多くなっていますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「百舌鳥」
「百舌鳥」の読み方をご存知でしょうか?
当然ですが「ひゃくしたどり」ではありません。
「鳥」とついていることから、鳥の種類のようですが…
さて、あなたにはわかりますか?
「百舌鳥」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
- 身近に生息する、メジャーな鳥の種類です。
- スズメより少し大きくて、丸い体つきをしています。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「百舌鳥」の読み方!正解は!?
正解は「もず」です。
3文字の漢字なのに、読み仮名は2文字!?と驚く人もいるかも知れませんね。
そもそもは「百舌(もず)」と2文字で表されていたのですが、それでは何のことか分かり辛いため「鳥」の1文字を追加して「百舌鳥(もず)」になったようです。
今でも「百舌(もず)」と表記することもあります。
また、「鵙(もず)」とも書きます。
丸っこくて可愛い姿の百舌鳥ですが、見かけによらず肉食だそうですよ。
他の鳥の鳴き真似をするのが上手いことから「百の舌を持つ」という意味で「百舌」という字が当てられました。
最後はこの漢字!「暖気」
「暖気」の読み方をごぞんじでしょうか?
今回は「だんき」以外を正解とします。
漢字の雰囲気からは、のんびりと温かい空気が伝わってくるようですが…
さて、あなたには読むことができますか?
「暖気」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
- のんびりとした雰囲気や性格のことをいいます。
- 彼は暖気者に見えるけど、いざという時は頼りになるよ。
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「暖気」の読み方!正解は!?
正解は「のんき」です!
一般には「呑気」や「暢気」と書くことが多いため、「暖気」と書くのは珍しいといえるでしょう。
「暖」を「のん」と読むのは唐音(中国の唐末から、宋・元・清の間に日本へ伝わった読み方)です。
似た読み方をする言葉としては「暖簾(のれん)」がありますね。
また、「呑気」や「暢気」という書き方は当て字になります。
「のんびり」という言葉の意味からすると、「暖気」の方がイメージしやすいかも知れません。