「御侠」って何て読むか分かりますか?
(ごきょう)ではありません。
(おきょう)でもありません。
現在はあまり聞かないことばです。
昔は若い女の子に対して使っていました。
さあ、一体何と読むのでしょうか?
「御侠」の読み方のヒントは?
「御侠」の意味は、活発でやや軽はずみな女性を表します。
もともと、「侠」は男女問わず使われていて、江戸時代の洒落本や滑稽本には男性を描写することばとして登場します。
明治時代頃から「御」をつけた「御侠」を女性に使うようになりました。
何と読むか分かりましたか?
「御侠」の読み方、正解は……
正解は……
「おきゃん」
です!
「御侠」の「侠」は読み方でも意味が違います。
「侠」(きゃん)と読むときは、勇み肌で粋な様子を表します。
「侠」(きょう)と読むときは、男気、自分の身を顧みず弱きを助ける人という意味です。
「任侠」(にんきょう)や「侠客」(きょうかく)という言葉のほうが馴染みがあるのではないでしょうか?
御侠の他に、女性の性格、行動を表す言葉に「お転婆」や「おちゃっぴい」などもありますがどれも最近は使われていません。
言葉は時代とともに作られたり、なくなっていったりするものですが、なくなると残念な気持ちになりますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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