漢字読み講座

「棗」の読み方は「いばら」でしょ!と思ったあなたは残念・・・いばらは「棘」という漢字です!

「棗」という漢字を見て、「いばら」だと思った方も多いのではないでしょうか?

でも、残念!

「いばら」という漢字は「棘」と書くんです。

「棘(いばら)」と「棗」、どちらも「朿」という漢字が2つ使われてはいるのですが、「棘(いばら)」は横に2つ、「棗」は縦に2つ並んでいるので違う漢字です。

「朿」が横に2つ並んだ「棗」、何と読むのかさっそく見ていきましょう!

「棗」の読み方のヒントは・・・?

「朿」は「とげ」と読み、草木のとげを表す漢字です。

横に2つ並ぶと「棘(いばら)」になるのも納得ですね!

問題の縦に2つ並んだ「棗」ですが、幹に朿(とげ)がまばらにある家庭用樹木の名前なんです。

ひらがなで「〇〇め」の3文字です。

分かりましたか?

「棗」の読み方の答えは・・・

正解は、「なつめ」でした!

棗(なつめ)の木は知っていますか?

初夏に淡い黄色の花を咲かせる木で、2㎝ほどの楕円形の実をつけます。

実は甘酸っぱい香りがして、生のまま食べるのはもちろん、乾果や砂糖漬けにして食べられます。

漢方では、解熱剤や強壮剤としても用いられているんですよ。

「棗」や「棘」のように同じ漢字を2つ以上並べた漢字と言えば、「炎」「轟」「晶」「競」など実はたくさんありますね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!