今回のお題は「弥次馬」「野暮」「鍍金」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「弥次馬」
「弥次馬」
「やじま」と読んだあなた、おしい!
今回は簡単かもしれませんね。さて、なんと読むでしょう?
「弥次馬」読み方のヒントは?
自分とは無関係のものや場所を見ようと集まってくる人のことを表す言葉です。
類語は
「外野」
「見物人」
などが挙げられます。もうわかりましたね!
「弥次馬」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「やじうま」
です!
「火事現場に弥次馬が集まってきた」
「あいつの行動は弥次馬根性まるだしだ。」
のように使います。
「弥次馬(やじうま)とは、もともと「おやじ-うま」が「やじ-うま」に年とともに変化したものです。
年をとった馬たちが若い馬の後ろをついて歩く様子が、人がゾロゾロとやってくる様子に似ているという説と、年老いた馬は仕事上で役に立たないことから、集まるだけで役に立たない人々のことを「弥次馬」と呼ぶようになったという説があります。
ちなみに「野次馬」と書かれているのを見ることが多いですが、実はこれは当て字です。
また、現在よく使われている「野次る」という表現は、「野次馬」の略語である「野次」が動詞になったものです。
当て字の方が一般に普及しているのが面白いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
2問目はこの漢字!「野暮」
「野暮」
「野」と「暮」は、どちらも小学生で習う簡単な漢字。
この2つが合わさった「野暮」は何て読むのか知っていますか?
「のぼ」ではありませんよ!
「野暮」読み方のヒントは?
ヒントは、「や」から始まるひらがな2文字。
「わからず屋で融通のきかない人やそのさま」を表すときに使われる漢字です。
また、「無風流なこと」「洗練されていないさま」という意味で、「野暮ったい」という言葉をよく耳にします。
ここまでくれば、もうわかりましたね?
「野暮」の読み方、正解は・・・
正解は……
「やぼ」
です!
「この状況で質問をするのは、野暮ってもんだろう。」
「彼氏がデートに野暮ったい髪型で現れたので、無性に腹がたった。」
などのように使います。
野夫(やぶ)が転じてできたという説や、藪医者からきたという説もありますが、どのような語源で生まれた言葉なのかは、分かっていないようです。
ちなみに「野暮」の反対語は、「粋(いき)」。
野暮ではなく、粋な男性・女性になりたいものですね!
最後はこの漢字!「鍍金」
今回の漢字は難しい!
漢字そのものは、何となく見たことがあるようなないような、そこまで難しい漢字を使っている訳ではないんですが、読めない!
1文字目の「鍍」は漢字検定準1級の難読漢字ですが、音読みは「と」。
そのまま音読みで「ときん」でも正解ですが、今回は他の読み方を考えていきましょう。
実は、この漢字1文字だけでも今回の読み方と同じ読み方ができるんですが、いったい何と読むんでしょうか!?
「鍍金」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① どちらかというと当て字になります。
ヒント➁ 「〇〇き」の3文字です。
ヒント③ 「金属」や「被膜」が関係しています。
「鍍金」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「めっき」です!
「めっき」とは、ある物を金属を溶かした材料を膜として覆う、表面処理のことです。
金属で被膜形成するので、外見をきらびやかにしたり、防錆や表面保護、電気を通電するためなど、あらゆる目的で使われます。
有名なものでは、「トタン」や「ブリキ」があります。
「トタン」は、鉄に亜鉛を「めっき」したものですし、「ブリキ」は鉄にスズを「めっき」したものなんですよ!
お恥ずかしながら、今まで「ブリキ」という金属がもともとあるものと勘違いしていました・・・。