漢字読み講座

【今日の難読漢字】「因循」「狐狸」「遠流」全部読めたら漢字マスター!「遠流」を「えんりゅう」と読んだあなたは…

今日の難読漢字は

「因循」

「狐狸」

「遠流

です!

 

あなたは正しく読めますか?

 

最初の難読漢字は「因循」!

「因循」は、実はとっても簡単な読み方です。

 

「因」は、「原因」や「因縁」などに使われています。

また「循」は、「循環」がよく使われますよね。

 

これでどちらも読み方がわかったのではないでしょうか。

 

さて、読めたでしょうか?

 

「因循」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「いんじゅん

です!

 

「因循」は、

「古いならわしや方法に従って、改めようとしないこと」を表した言葉です。

「引っ込み思案で、ぐずぐずと思い切りが悪いこと」を指す場合もあります。

 

「自分からパソコンを触らないなんて因循な上司だ」

「ずっと片思いをして行動に移さないなんて因循だなあ」

というように使いますよ。

 

また「因循姑息」という四字熟語もあります。

 

こちらも似たような意味の熟語で、

「決断力がなくはっきりしないこと」

「古い習慣に固執し、その場かぎりの行動をすること」という意味です。

 

「姑息」という漢字がつくことからも、

とても嫌な言葉なのがわかりますね。

 

読み方も意味もしっかり覚えて、スマートに読めるようになりましょう!

 

 

次の難読漢字は「狐狸」!

「狐狸」は、漢字だけで意味がわかるのではないでしょうか。

 

特に「狐」は、一般的に使われる漢字ですよね。

「狸」も「狐」と同じようなものなのですが…

 

さて、読めたでしょうか?

 

 

「狐狸」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「こり

です!

 

「狐狸」は、

「きつねとたぬき」を表した言葉です。

 

日本では特に、狐も狸も人を化かす生き物として伝えられています。

「キツネとタヌキの化かし合い」という言葉もありますよ。

 

転じて、

「人を騙し、こそこそと悪事を働くひと」を表す場合もあります。

 

「いい顔をしてお金持ちを騙す狐狸の輩」

というように使われます。

 

ところで、中国語でも「狐狸」という言葉があるそうです。

 

ですが中国語の場合は「キツネ」だけを指す言葉なのだとか!

「狸」という漢字が付いているのに、キツネという意味なんて

ちょっと不思議ですよね笑

 

「キツネとタヌキ」という意味はわかっていても、

疑問なく読めたり、「人を騙す人」という意味までわかる人は

少ないのではないでしょうか。

 

読み方も意味もしっかり覚えて、スマートに読めるようになりましょう!

 

最後の難読漢字は「遠流」!

 

「遠流」は、現在はあまり使われない言葉です。

しかも、読み方も特殊!

 

読み間違えやすい「えんりゅう」「とおりゅう」ではありません!

どちらの漢字も、普段はあまり使わない読ませ方なのですが…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「遠流」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「おんる

です!

 

「遠流」は、

「流罪において一番重い懲罰のこと」を表した言葉です。

 

そもそも「流罪」とは、罪人を遠くの地へ送る追放の罰のことです。

流刑や島流しと言われる場合もありますよ。

 

流罪は、罪の重さによってどこに行くかが決まります。

比較的罪が軽い人は都から近いところへ、

罪が重い人は遠くに流されてしまいます。

 

その最も重い、遠くに島流しになることを「遠流」と呼びます。

日本では土佐や隠岐などが遠流の地だったそうですよ。

 

ちなみに流刑は日本だけではなく世界でもあった刑罰で、

ナポレオンも流刑を受けて「セントヘレナ島」という孤島で生涯を終えました。

 

普段はなかなか使わないけれど、教養として知っておくべき「遠流」。

読み方も意味もしっかり覚えて、スマートに読めるようになりましょう!

 

 

どの漢字も、覚えておけばスマートに使いこなせます。

ぜひ正しい読み方を覚えてくださいね!

 

ABOUT ME
toi
コーヒーと文房具とディズニーをこよなく愛するライター。 漢字検定2級を取得しています!