今回のお題は「凱」「轆轤」「努々」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「凱」
「凱」
この漢字一字で、何と読むかわかりますか?
「凱旋(がいせん)」という熟語もありますので、音読みを知っている人は多いでしょう。
しかし、今回の問題は「凱」一字の訓読みです。
わからなかったあなたは、下記で発表する正解と解説を参考にしてくださいね。
「凱」の読み方のヒントはコレ!
「凱」の読み方のヒントは、下記の通りです。
ヒント:「戦いに勝って叫ぶ声」のこと。
なんとなくピンときた人もいるのではないでしょうか?
「凱」の読み方!正解は…?
「凱」の読み方、正解は……
「かちどき」です!
「凱」の意味は、「戦いに勝って叫ぶ声」。
同じような意味を持つ熟語としては、
- 「凱歌」
- 「凱旋」
などが挙げられます。
「凱」の送り仮名は?
せっかくなので、「凱」の送り仮名についても見てみましょう。
「凱らぐ」が正しい送り仮名で、「やわらぐ」と読みます。
- 「なごやかに楽しむ」
- 「うちとけてなごむ」
といった意味を持つ言葉で、
初夏に吹く心地よい風という意味を持つ
「凱風(がいふう)」の熟語もあります。
まとめ
「凱」は一字で「かちどき」と読み、「戦いに勝って叫ぶ声」という意味です。
「凱らぐ」と送り仮名がつく場合は「やわらぐ」と読みます。
少々ややこしいですが、「凱」の漢字が持つ2つの意味を覚えておくと泊がつきますよ。
2問目はこの漢字!「轆轤」
日本のホラー映画のタイトルにもありそうな「轆轤」という漢字。
パッと見、頭蓋骨の「ドクロ」にも思えますが、それは「髑髏」と書きます。
比べてみると随分違いますが、雰囲気は同じwww
ということは、読み方も似ているかも!?
「轆轤」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇」の3文字です。
ヒント➁ 小学校や中学校の工作の時間でも使ったことがあるはずです。
ヒント③ 「ドクロ」と読み方が似ています!
「轆轤」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ろくろ」です!
「轆轤」とは、 壺や陶器を作るときに使う、回転する円盤状の台座のことです。
回しながら作ることで、きれいな曲線や線を作ることができるので、瀬戸物や食器などを作る工房には必ずある工具です。
また、「轆轤」にはもう一つ意味があって、井戸などの上にある「滑車」のようなものをいいます。
どちらにも共通しているのは「回転」するということですが、読み方も「ろくろ」で上から読んでも下から読んでも回転していますね!
最後はこの漢字!「努々」
「努々」
この言葉は、普段の日常会話ではあまり使わない言葉かもしれません。
しかし、マンガやアニメ、小説では頻出する漢字の1つです。
「努力」の「努」なので「どど」と読みたくなってしまいますが、違いますよ!
「努々」読み方のヒントは?
「努々」は通常、禁止を表す言葉や打消の言葉を伴い、「決して」「少しも」「まったく」などの意味で用いられます。
「努々忘れるな」
や
「彼がそのような人だとは、努々思いもしなかった」
と使うんですよね!
アニメでは、師範キャラや兄貴分のキャラが、主人公を指導する際などに頻出する表現です。
もうおわかりですね?
「努々」の読み方、正解は……
「努々」の正解は……
「ゆめゆめ」です!
「ゆめゆめ忘れるな」は「決して忘れてはいけない」という意味で使われています。
また、禁止語や打消語を用いない場合は、「つとめて」「心して」という意味があります。
ひらがなで「ゆめゆめ」と書くと、なんだか可愛い雰囲気がありますね。
今後小説やマンガで出てきたときはゆめゆめ間違えないよう、しっかり覚えておいてくださいね!