本日の難読漢字クイズは「毀す」です!
法律に詳しい人は「名誉毀損(めいよきそん)」の「キ」だな、と思い当たるでしょう。
でも今回は訓読みですよ!
「毀す」の読み方のヒントは?
1.「毀す」をひらがなにすると3文字になります。
2.「毀す」の対義語には、「拵える(こしらえる)」「直す」「形を与える」などがあります。
3.『ひとつ毀すように言わなけりゃいかんな、庭のあの小劇場はね。』アントン・チェーホフ「かもめ」より引用
正解は…
正解は「こわす」でした!
現代は「壊す」と書くのが一般的です。
「毀」は13画の常用漢字で、音読みは「キ」。
訓読みは、「毀つ(こぼつ)」「毀す(こわす)」「毀る(やぶる)」「毀る(そしる)」「毀せる(やせる)」です!
「毀す」の由来は?
「毀す」は、古語の「こほつ」が「こぼつ」に変化したものです。
「毀」は、左上は木や石に穴を開けて作った臼(うす)、その下は柱状に固めた土、右側は手に木の杖を持っており、これらは「土を叩き潰す」ことをあらわしています。
「毀」を使った熟語
毀誉褒貶(きよほうへん):誉めること、けなすこと。さまざまな評判。
哀毀骨立(あいきこつりつ):父母などの死を悲しんで、やせ衰えて骨と皮ばかりになること。