今回は「魁」「郁しい」「門球」です。
見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読めますか?
目次
1問目はこの漢字から!「魁」
「魁」
これは「魅力」などの「魅」の字と似ていますが、意味も読みもまったく異なる漢字です。
「魁斗くん」や「魁也くん」など、人の名前に使われることが多い印象ですが、よく聞くあの言葉の漢字なのです!
「魁」読み方のヒントは?
今回紹介したい「魁」の読みは、4字です。
意味としては「首領」や「堂々として大きいさま」などを表します。
そのほか、そのジャンルを先導する人や物、店に対しても用いますね。
「プロレタリア文学の〇〇〇〇」や、
「タピオカドリンクの〇〇〇〇」といった具合です!
「魁」の読み方、正解は……
「魁」の正解は……
「さきがけ」です!
類語には「一番槍」や「先駆」などが挙げられます。
漢字では、わかりやすく「先駈け」や「先駆け」と表現する場合もありますね。
また、「さきがけ」には、北斗七星の第一星という意味も。
とてもかっこよく、美しい漢字ですよね。
だから「魁斗くん」などのように、多く人名漢字に選ばれるのかもしれません。
北斗七星を見る機会があれば、ぜひ「あれは魁っていうんだよ」と言ってみてくださいね!
2問目はこの漢字!「郁しい」
「郁しい」
この漢字、何と読むかわかりますか?
すぐにわからなくても、
漢字の意味をイメージすれば読めるかもしれません。
「郁しい」の読み方のヒントはコレ!
- ヒント1:よい香りであるさま。盛んに香るさま。
- ヒント2:美しく、気品高いさま。
そろそろピンときている人もいるのでは…?
「郁しい」の読み方!正解は…?
「郁しい」の読み方、正解は……
「かぐわしい」です!
一般的には「香しい」「芳しい」と書きますが、
下記の通り言葉の意味は同じです。
- よい香りであるさま。盛んに香るさま。
- 美しく、気品高いさま。
「郁」が使われる言葉
「郁」の音読みは「いく」ですが、
どうして香りを表す意味を持つのか
イメージできない人もいるのではないでしょうか。
そこで「郁」が使われる言葉を2つ紹介します。
- 馥郁(ふくいく):香りが高いさま。かぐわしい。
- 郁郁(いくいく):香りが高いさま。かぐわしい。
そう、「郁」は音読みで「いく」と読む場合でも、
香りを表すときに使われる言葉なのです。
このことを押さえておくと、
「郁しい」と書いて「かぐわしい」と読むのも納得ですよね。
ちなみに、「郁郁青青」と書いて「いくいくせいせい」と読む四字熟語もあり、
こちらは「花がよい香りを漂わせ、草木が青々と茂るさま」を表す言葉です。
どの言葉も日常会話で使われることはほとんどありません。
しかし、日記やはがき、お手紙などで使ってみると
情緒豊かな人だと褒めてもらえるかもしれませんね。
最後はこの漢字!「門球」
パッと見ただけでも、これは想像がつかない!
だって、「門」と「球」ですよ!?
宮殿などにある何かのオブジェなのか、宇宙の星々の名前なのか、はたまた何かのスポーツ競技の名前なのか・・・。
普段見ない漢字なので、これを機に覚えてしまいましょう!
「門球」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① これはスポーツ競技の名前です。
ヒント➁ ゴルフに似ています。
ヒント③ 日曜日の早朝、おじいちゃんおばあちゃんがやっていますね。
「門球」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「ゲートボール」です!
確かに「門はゲート」、「球はボール」なので、そのまま「ゲートボール」でしたね。
みなさんは、「ゲートボール」と聞いてどんなものをイメージするでしょうか。
大半の人が、「日曜の早朝におじいちゃん達がやっているアレ」と答えるでしょう。
実は、ゲートボールとは年齢を問わず、誰もが楽しめて頭を使う「チーム競技」なんです!
ルールも、単純にボールを門のようなゲートを通過したら勝ち、というものではなく、チーム全員で相手のボールを阻止したり、相手のボールに自分のボールを当てる「タッチ」などの技術を組み合わせて戦います。
知力・体力・技術を使う点で、なんだか「カーリング」に近いイメージですね!