漢字読み講座

「頭取」「粳米」「髣髴」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「頭取」「粳米」「髣髴」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「頭取」

「頭取」の読み方をご存じでしょうか?

まさか「とうしゅ」なんて読んでいませんよね。

正しく読めないと、大人としてちょっと恥ずかしいかも知れません。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「頭取」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 音頭を取ったり、集団をまとめたりする人のこと
  3. 銀行のトップも「頭取」と呼びます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「頭取」の読み方!正解は!?

正解は「とうどり」です!

ヒントに紹介しましたが、銀行のトップを「頭取(とうどり)」と呼ぶのは、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

明治2年(1869年)に「為替会社」と呼ばれる今の銀行の前身が設立された際に、出資者の取りまとめを行う代表者を「頭取(とうどり)」と呼んだのが、始まりといわれています。

では語源はというと、雅楽で最初に演奏する人を「音頭取り」と呼ぶことから、集団をまとめたり音頭を取ったりする人のことを「頭取」と呼ぶようになったということです。

2問目はこの漢字!「粳米」

「粳米」の読み方をご存じでしょうか?

「こうまい」と読むのはもちろん間違いです。

生活の中で毎日のように目にしているものなのですが…

今回は2種類の読み方があるので、どちらも正解とします。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「粳米」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字または「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 普通のご飯を炊くときに用いるお米の呼び方
  3. 米には「粳米」と「糯米」があります

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「粳米」の読み方!正解は!?

正解は「うるちまい」または「うるごめ」です!

一般には「うるちまい」と呼ぶ人の方が多いのではないでしょうか。

ヒントに紹介した「糯米」は「もちごめ」と読みますよ。

「うるちまい」は普通のご飯を炊くときに用いるお米で、粘り気が少ないのが特徴。

対する「もちごめ」は、お餅やおこわに用いられ、粘り気が多いのが特徴です。

ひらがなで書くと、もちろん皆さんもご存じですよね。

最後はこの漢字!「髣髴」

「髣髴」の読み方をご存じでしょうか?

まさか「かみふつ」なんて読んではいませんよね。

「髣」は「髪(かみ)」と似ていますが、よく見ると違います。

では、「髣髴」は何と読むのか…

あなたにはわかりますか?

「髣髴」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. ありありと想像することをいいます
  3. 「彼の姿は若き日の彼の父親を髣髴とさせる」のように使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「髣髴」の読み方!正解は!?

正解は「ほうふつ」です!

「髣髴(ほうふつ)」とは、ヒントで紹介したように「ありありと想像すること」や「よく似たものを見て、何かを思い浮かべること」をいいます。

「髣」は「似ている」「かすかに」といった意味を持ち、「髴」は「似る」「似かよう」といった意味です。

同じような意味の漢字が重なって「ありありと想像する」様子を表す言葉になっているのですね。

また、「髣髴(ほうふつ)」は「彷彿(ほうふつ)」と書くこともできます。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!