今回のお題は「梲」「鹿威し」「洋灯」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「梲」
「梲」の読み方をご存じでしょうか?
「悦」という字に似ているため、つい「えつ」と読んでしまったかたもいるかも知れませんが、もちろん間違いです。
あまり見かけない特殊な漢字ですね…
あなたには正しい読み方はがわかりますか?
「梲」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 家の梁(はり)の上に立てて棟木を支える短い柱のこと
- 「悦が上がらない」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「梲」の読み方!正解は!?
正解は「うだつ」または「うだち」です!
ヒントで紹介したように「うだつが上がらない」「うだつの上がらないやつ」といった風に使います。
家の梁(はり)の上に立てて棟木を支える「うだつ」は、無くてはならない重要な部分です。
なので、それにたとえて暮らしぶりが良くない人のことを「うだつが上がらない」と言うようになりました。
日常的に耳にする言葉ですが、なかなか読みにくい漢字だといえます。
2問目はこの漢字!「鹿威し」
「鹿威し」の読み方をご存じでしょうか?
もちろん「しかいし」ではありません。
とはいえ「他にどんな読み方が?」と、悩んでしまいますよね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「鹿威し」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇し」の5文字
- 日本庭園で見かけたことがあるかも
- 竹筒に水が溜まると「コン!」と良い音が
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「鹿威し」の読み方!正解は!?
正解は「ししおどし」です!
「獅子脅し」や「獅子威し」と表記されることもありますが、正しくは「鹿威し」になります。
寺院や料亭などの庭によく設置されているししおどしは、そもそもは田畑を荒らす鳥獣を追い払うためのものでしたが、のちに風情を楽しむことが目的に。
ちなみに、鹿という字は「鹿威し(ししおどし)」では「しし」と読みますが、「鹿の子(かのこ)」では「か」と読ませます。
ちょっとややこしいので、注意が必要ですね。
最後はこの漢字!「洋灯」
「洋灯」の読み方をご存じでしょうか?
見たまま素直に「ようとう」と読んでもよいのですが、もっと意外な読み方がありますよ。
さて、あなたにはもう一つの読み方がわかりますか?
「洋灯」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字
- 一般にカタカナで書く言葉です
- 揺らめく炎がロマンチック
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「洋灯」の読み方!正解は!?
正解は「ランプ」です!
漢字の意味から推測すると、なるほどと思えます。
冒頭でお伝えしたように「ようとう」とも読みますが、通常はランプと読むことが多いでしょう。
ランプとは「石油を燃料として灯りを灯す照明器具」のことです。
室内やキャンプ場などで温かい光を放つランプは、とてもロマンチックですね。
ちなみに「洋灯」と書いて「ランプ」と読むのは熟字訓と呼ばれる読み方。
熟字訓とは漢字1文字ずつに読み方を当てずに、2文字以上の組み合わせの漢字(熟字)に訓読みを当てる読み方のことです。
この機会に覚えておいてくださいね。