漢字読み講座

【今日の難読漢字】「甘藍」「割烹」「三行半」「鑿」「癪」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「甘藍」

「割烹」

「三行半」

「鑿」

「癪」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「甘藍」です!

「甘藍」という漢字、かなり難問です。

 

漢字を別々にして読むと、「甘い藍(あい)」となってすごい素敵な響きがするんですが、残念ながら愛のメッセージではありません。

 

普段はカタカナで表記されるもので、まず目にすることがないこの漢字。

 

もしかして、昔からある八百屋さんでは表記されているかも!?

 

「甘藍」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① これは野菜の名前です。

ヒント➁ 「〇〇〇ツ」の4文字です。

ヒント③ レタスと外観は似ています。

 

「甘藍」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「キャベツ」です!

 

「キャベツ」といえば、誰もが知っている野菜の一つ。

漢字では「甘藍」と書き、「かんらん」と読むのも正解です。

 

そんな「キャベツ」は、アブラナ科の多年草ということで、まさに草というか葉っぱの集合体。

もともとは薬草の一種として、紀元前にヨーロッパで栽培されていたのが起源となっていて、なんと「世界最古の野菜の一つ」とも言われるくらい、輝かしい歴史のある野菜なんです。

 

栄養をたっぷり含んだ「甘藍」、今日の晩御飯は回鍋肉に決まりです!

2つ目の漢字は「割烹」です!

和食が出てくる高級そうなお店に、よく「割烹」と書いてあります。

若い子はあまり使わないかもしれません。

どちらかというと、サラリーマンなどが接待で使うイメージです。

さて、「割烹」と書いてなんと読むでしょう?

「割烹」読み方のヒントは?

包丁などで肉や魚を割いて烹る(にる)ことから割烹という名前が付きました。

日本料理という意味で合ってます。

板前さんが居て、会席料理、懐石料理、精進料理などを出してくれる場所です。

座敷ではなく、カウンターやテーブル席になっており、

直接板前さんが好みを聞いてくれるのが特徴です。

「割烹」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇」です。

割烹着とか言いますよね!

ちなみに割烹着は女性の言い方で、男性のものは割烹服というのだとか。

さあ、もうわかりましたか?

「割烹」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「かっぽう」

です!

 

割烹料理のお店は、板前さんが好みを聞いて即席で美味しい物を作ってくれます。

しかし、なんだかお値段も聞けない雰囲気です。

財布に余裕のある時に行ってみたいですね!

3つ目の漢字は「三行半」です!

三行の半分と書いて、「三行半」。

しかし、そのまま(さんぎょうはん)とは読みません。

今は、妻が夫に突きつけることの方が多いような気もしますが、

江戸時代では、夫から妻へ突きつけるものだったのだとか。

さて、なんと読むか分かりますか?

「三行半」読み方のヒントは?

江戸時代には、離婚届けなるものが存在しなかったため、

離婚の原因と妻の再婚を許可する離縁状が、だいたい三行と半分であったため、

そのまま三行半と呼ばれていました。

今では、相手の事を見切る、見捨てる、愛想をつかすという意味で使われています。

また、婚姻関係だけでなく恋人同士でも同じように

三行半をつきつける」と言います。

男女ともにあまり、調子に乗っていると離縁されてしまいますよね。

「三行半」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇〇〇」です!

さあ、もうわかりましたか?

「三行半」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「みくだりはん」

です!

 

親子や友達に使うというよりも、男女の仲で使う言葉です。

三行半を突きつけられたら、ほぼ修正は不可能です。

気を付けましょう!

4つ目の漢字は「鑿」です!

「鑿」の読み方をご存じでしょうか?

「金」と「業」に似た字が使われていますが「きん」や「ごう」と読むのは間違いです。

画数が多いため、字が小さいと何が書かれているのかわからなくなりそうですね。

漢字検定1級レベルの超難読漢字です。

さて、あなたには読むことができますか?

「鑿」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です。
  2. 木や石などに穴を空けたり、溝を掘ったりするのに使う工具。
  3. 石屋から鑿の音が聞こえてくる。

以上の3つのヒントから、考えてみてくださいね。

「鑿」の読み方!正解は!?

正解は「ノミ」です!

本当に複雑な漢字で、画数はなんと28画もあります。

画数が多すぎて読みにくいせいもあり、ほとんどの場合「ノミ」「のみ」などと書かれています。

ノミは、なんと石器時代から原型があるといわれていますよ。

現代のノミは鉄でできていますが、かつては青銅でした。

近年では電動工具があるためノミが使われる機会が減りましたが、それでも細かい仕事には今でもノミが欠かせないようです。

5つ目の漢字は「癪」です!

「癪」と書いて、なんとよむかわかりますか?

漢字で書くと、わかりにくいかもしれませんがよく使われている言葉です。

昔は原因のわからない腹痛の事を「癪」と呼んでいたのだとか。

そのため、今でも言いようのない不快感の事を「癪に障る」なんて言ったり。

よく使うのは怒った時に「癪だ!」と使います。

さて「癪」と書いて、なんと読むでしょうか?

「癪」の読み方のヒントは?

昔は胸の痛みから生理痛まで、すべての腹痛を「癪」と呼んでいたのだそう。

差し込むような痛みの事を指しており、今でも「持病の癪が……。」なんて言い訳がありますね。

最近では「癪なので仕返しをする」など、痛みよりも怒りに対して使われています。

癪にさわり過ぎて「癇癪」を起こす人も!?

「癪」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

さて、もうわかりましたか?

「癇癪」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「しゃく」

です!

ちなみに癇癪は(かんしゃく)です。

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!