漢字読み講座

「瓜実顔」「轡虫」「毬栗」これら3つの漢字の読み方がわかりますか?

今回は「瓜実顔」「轡虫」「毬栗」です。

見たことはあるのに、なかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読めますか?

1問目はこの漢字から!「瓜実顔」

「瓜実顔」の読み方をご存じでしょうか?

「うりみがお」と読むのは間違いですよ。

ちょっと読みにくい漢字ですが、あなたもきっとどこかで聞いたことのある言葉です。

顔の見た目を表す言葉のようですが…

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「瓜実顔」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇〇」の6文字
  2. 意味は、色白で面長な顔のこと
  3. 「瓜実顔の古風な日本美人ですね」のように使います

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「瓜実顔」の読み方!正解は!?

正解は「うりざねがお」です!

「瓜実顔(うりざねがお)」とは、色白で面長な顔を瓜の種の形に例えていう表現になります。

「瓜実」と書くため瓜の実のような形と誤解されやすいのですが、実ではなくて種のことなので、注意が必要です。

美人の顔は時代と共に移り変わりますが「うりざね顔」は平安時代から美人の特徴とされていて、それは現代でも変わっていないようですね。

2問目はこの漢字!「轡虫」

「轡虫」の読み方をご存じでしょうか?

「糸+車+口+虫」で「いとぐるまくちむし」と読むのはさすがに無理がありますね。

虫の名前には違いなさそうですが…

漢字検定準1級レベルの難問です。

さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?

「轡虫」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇〇」の5文字
  2. キリギリス科の昆虫です
  3. オスはガチャガチャと鳴きます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「轡虫」の読み方!正解は!?

正解は「クツワムシ」です!

ほとんどの方が、一度は鳴き声を聞いたことがあるのではないでしょうか。

クツワムシはバッタ目キリギリス科の昆虫で8~9月頃に出現し、ガチャガチャとうるさく鳴くことで知られています。

その鳴き声が馬の口にはめて手綱を取り付ける「轡(クツワ)」の鳴る音と似ていることから「クツワムシ」と呼ばれるようになりました。

漢字では「轡虫」と表記されることが最も多いのですが、まれに「轡蟲」や「聒虫」と書かれることもあるようです。

最後はこの漢字!「毬栗」

「毬栗」の読み方をご存じでしょうか?

「毬」は「まり」と読むため「まりくり」と読んでしまった方もいるかも知れませんね。

しかし、残念ながら不正解です。

栗に関係がある言葉のようですが…

あなたには正しい読み方がわかりますか?

「毬栗」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
  2. 素手でさわると痛い、アレに包まれたままの栗のこと
  3. 男の子の丸刈り頭を「毬栗頭」と呼ぶことも

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「毬栗」の読み方!正解は!?

正解は「いがぐり」です!

いがに包まれたままの栗のことを「毬栗(いがぐり)」と呼びます。

よく聞く言葉ですが、漢字で書くと意外に読みにくいですね。

ヒントで紹介したように、男の子の丸刈り頭を栗のイガに例えて「いがぐり頭」と呼ぶことも。

「毬」という字は中心に引きしめるという意味を持つため、毛を堅く中に詰めた「まり」と読むことができます。

同じく、栗のいがも固くて丸いため「いが」とも読むことができるのです。

ABOUT ME
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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!