今回のお題は「手繰る」「曰く」「河川敷」です。
どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…
あなたには全て読むことができますか?
目次
1問目はこの漢字から!「手繰る」
突然ですが、みなさん「あやとり」はできますか??
女の子は小さい頃に遊んだ経験があると思いますが、毛糸や紐さえあれば簡単にできる遊びとして広く普及していますよね。
そんな「あやとり」ですが、今回の漢字はまさに「手で操る」と書く「手繰る」です。
「てあやつる」や「てさぐる」などとは読みませんので、ご注意を!
「手繰る」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇る」の3文字です。
ヒント② 「操る」よりも「引く」に近いニュアンスです。
ヒント③ 対象は、「綱引きの綱」や「山登りのザイル」などがあります。
「手繰る」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「たぐる」です!
「手繰る」とは、「 両手で代わりばんこに引いて手元へ引き寄せる」という行動のことですね。
イメージとしては、縁日などでよくある、「景品が紐で結ばれたくじ引きの紐」ですね!
どれが商品とつながっている当たりの紐かは分からないけれど、無心で「手繰る」と意外に当たりだったりします。
「操る」という漢字が使われていますが、「引く」とか「引きずる」というニュアンスが強い言葉になります。
良い運気を「手繰り」よせるよう、今日も頑張っていきましょう!
2問目はこの漢字!「曰く」
「曰く」
「日付」「本日」などで使う、「日」という字に似ているため「にちく」って読んでしまっていませんか?
漢字をよく見ると、真ん中の横棒がちょっと短いですよね。
そのため「日」とは別の漢字です。
では「曰く」は、なんと読むのでしょう。
「曰く」読み方のヒントは?
曰くには、「言うことには」という意味があります。
古典の授業でよく出てくる「子曰くー」というフレーズがまさにそうです。
ほかにも「理由」「隠れた事情」という意味があり、日常生活で耳にする「曰く」はこの意味で使われていることが多いです。
類語には
「ゆえん」「いわれ」などが挙げられます。
そろそろわかりましたか?
「曰く」の読み方、正解は…
正解は……
「いわく」
です!
「先生曰く、今回の騒動の責任は僕にあるようだ。」
「相場に対して安すぎると思ったら、どうやら曰くがある物件のようだ。」
などのように使います。
2つの意味を持っている「曰く」ですが、前後の文章によって意味を見分けることができます。
「言うことには。」という意味の場合は、<人物>+曰くという形で使われることがほとんどです。
「<人物>が言うことには…」という風に訳すことができます。
一方「隠れた事情」という意味の場合は、「曰くがある」といった表現が多いです。
日常で耳にする「いわくつき物件」も、漢字で書くと「曰く付き物件」なんだな~と覚えてみてくださいね。
最後はこの漢字!「河川敷」
この「河川敷」も読めそうで読めない、間違えやすい漢字シリーズの常連さんです!
草野球やゴルフの練習をする人にとっては「河川敷」はお馴染みの場所ではあると思いますが、普段から使っている人でも正しい読み方は意外に知らないものです。
実は私も間違って覚えていたその一人・・・。
何気なく読んでいた漢字が間違っていたときって、本当に恥ずかしいもの。
知っている人も分からない人も、この機会に覚えてしまいしょう!
「河川敷」の読み方のヒントはコレ!
ヒント① 「〇〇〇〇〇」の5文字です。
ヒント➁ 「河川」は「かせん」で正解です。
ヒント③ 「お座敷」が読めれば大丈夫です!
「河川敷」の読み方の正解は・・・・?
正解は、「かせんしき」です!
え?「かせんじき」じゃないの?と思った方も多いはず。
もちろん、「かせんじき」とも読めますが、本来の正しい読み方は「しき」の方です。
「河川敷」とは、大きな川などの土手の部分に広がる「草地」のこと。
広い場所では、草野球をするためのグランドやゴルフ練習場、運動トラックなどが整備されているところもあります。
本来の役目としては、洪水や増水時の水害を防止するためですが、地域住民にとっての憩いの場であったり、散歩コース、運動する場など、健康を維持するためにも活用されている場所、それが「河川敷」です。