漢字読み講座

「項」ってなんて読む? (いただき)ではありません!

「項」と書いて、なんと読むか分かりますか?

なんと(いただき)ではないのです!

さあ、なんと読むでしょう?

「項」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。

体のある部分の名前ですが、あまりしょっちゅう耳にするわけでもない部分かなと思います。

何か思い当たるものはあるでしょうか?

「項」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「う」です。 体の場所としては上半身です。

その部分は男性にもあるのですが、 どちらかというと女性の場合に使うことが多いです。

女性的で魅力的な部分、といった印象が一般的だと思われます。

これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「項」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

「うなじ」

です!

うなじは首の後ろの部分で、えりくびやくびすじ、などと同様の言葉ですね。

「うな」自体に頭という意味があり、そのしり(後ろ側)からうなじとなった と言われています。 「うなずく」が同様に頭に関する言葉なのも納得ですね。

うなじが女性の魅力的な部分の象徴となったのは、江戸時代に儒教の影響を受けたことに よるものだとか。

当時は女性が肌を露出することを避けるため、胸やお尻は帯で隠していたそうです。

代わりに眉とうなじが数少ない女性の露出部分として、お化粧や後れ毛などで色気を感じさせる 部分となっていったようです。

出典:コトバンク