今回の難読漢字は「有卦」「屹立」「韋駄天」です。
読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。
あなたは全部読むことができますますか?
目次
1問目はこの漢字から!「有卦」
「有卦」の読み方をご存じでしょうか?
パッと見た印象で「ゆうかけ」と読んでしまいそうですが、もちろん間違いです。
「かける」という漢字は「掛ける」なので手偏が付いていますね。
漢字検定1級クラスの難題です。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「有卦」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇」の2文字です
- 占いで使われる言葉です
- 「良いことばかりで有卦に入ったようだ」のように使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「有卦」の読み方!正解は!?
正解は「うけ」です!
「有卦(うけ)」とは陰陽道での幸運の年回りのこと。
また「有卦に入る(うけにいる)」とは、幸運期に入って良いことばかりが続くことを言います。
この場合の「入る」は「いる」と読み、「はいる」とは読まないため注意が必要です。
陰陽道では、有卦の吉年が7年続いた後に、無卦(むけ)の凶年が5年続くと言われているそうです。
良いことが続いた後は、気を引き締めていきましょう…!
2問目はこの漢字!「屹立」
「屹立」の読み方をご存じでしょうか?
「そばだつ」と読むのは間違いですよ。
「屹」という字は余り見かけないので、読みにくいですね。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「屹立」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字です
- 意味は「高くそびえ立つ」こと
- 「屹立する高層ビルの谷間を歩いた」などと使います
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「屹立」の読み方!正解は!?
正解は「きつりつ」です!
「屹立(きつりつ)」とは「他のものよりも際立って高くそびえ立つ」または「人がじっと動かずに立っている」ことをいいます。
「屹」という字は「仡」が元です。
「仡」は、たけだけしい、勇ましいといった意味を持つため、山編がつくことで、「屹」の字は、山が高くそびえ立つさまを表したものになります。
以下は「屹立」を使った例文です。
- 彼は、屹立する山々を仰ぎ見た
- 左右にずっしりとした門柱が屹立していた
- その老人は人々に紛れず、凛として屹立している
「屹立」の類義語としては「聳立(しょうりつ)」「峭立(しょうりつ)」「そびえ立つ」などがあります。
最後はこの漢字!「韋駄天」
「韋駄天」の読み方をご存じでしょうか?
「韋」の字は一文字で「なめしがわ」と読みますが、もちろん「かわたてん」ではありません。
難しい字ですが、きっとどこかで聞いたことがある言葉ですよ。
さて、あなたには正しい読み方がわかりますか?
「韋駄天」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
- とっても足が速い人のことです
- 「韋駄天走り」という言葉があります
以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。
「韋駄天」の読み方!正解は!?
正解は「いだてん」です!
「韋駄天(いだてん)」とは、猛烈に足が速い人のこと。
そもそも韋駄天は仏教界の神様の名前で、「韋蛇」や「韋天」とも呼ばれています。
韋駄天についての逸話に、お釈迦様の骨を盗んだ足の速い鬼を韋駄天が追いかけて捕まえたという話があるほど、韋駄天は足が速かったのです。
そのため、非常に俊足な人やその走りっぷりのことを「韋駄天走り」と呼ぶようになりました。