漢字読み講座

【今日の難読漢字】「湿地」「泥鰌」「井蛙」「途轍」「縺れる」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「湿地」

「泥鰌」

「井蛙」

「途轍」

「縺れる」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「湿地」です!

そのまま読んだら「しっち」ですね。じめじめした土のことを湿地と言いますが、今回は他の読み方となります。

どうしても「しっち」というイメージがあると土や地理に関係したもののように見えてきますが・・・

さあ、「しっち」以外で何と読むのでしょう?

 

「湿地」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇」3文字の食べ物です!

ヒント➁ これはキノコの名前です。

 

湿地」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「しめじ」です!

言われてみれば読めなくもない字ですが、他にも「占地」や「王茸」なんて表記したりします。

しめじにはいろんな種類がありますが、味はあまり違いがないのも事実・・・。

食用キノコ全般に対して「香りマツタケ、味しめじ」なんて言ったりしますよね!

 

また、キノコの多くは養殖栽培で育てていますが、しめじは生きた木の外生菌根菌であることから、栽培が非常に難しいキノコなんです。

だから、基本的には大自然の中で取れたもののため高級品とされています。

鍋料理などの端っこにいる脇役のイメージでしたが、次からはきちんと味わって食べてみようと思います!

2つ目の漢字は「泥鰌」です!

「泥鰌」の読み方ですが、普通は「カタカナ」表記なので、漢字になったものはあまり目にしませんね。

 

1文字目は「泥(どろ)」と分かるんですが、2文字目が難しい・・・。

 

「鰌」は、魚へんに「酒」のような字が組み合わさっていますが、「さけ」や「しゅ」とは読みません。

 

ちなみに、「鰌」の1文字だけでも「泥鰌」と同じ読み方をします。

 

「泥鰌」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント② 「泥」の中をはじめ、田んぼや小川に生息しています。

ヒント③ 「柳川鍋」といえばコレ!

 

「泥鰌」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「どじょう」です!

 

「泥鰌」は、食用でもお馴染み、ウナギに似た淡水魚ですね。

 

「泥」の字から分かるとおり、生息地は「泥」がある田んぼや小川です。

大きさは20cm程度で、口ひげは両方に5本ずつあります。

 

ちなみに、口ひげが3本になると「シマドジョウ」や「アメドジョウ」と呼ばれている種類になり、いずれも食用にされています。

 

昔から柳川鍋のメイン材料として親しまれており、その独特な味が多くの人を魅了している、そんな「泥鰌」です。

3つ目の漢字は「井蛙」です!

「井蛙」と書いてなんて読むかわかりますか?

 

井戸の「井」と「蛙」なので、(いかえる)ではありません。

 

「天井」(てんじょう)の「井」(じょう)とも読むので、(じょうかえる)でもありません。

 

もちろん、意味は「井戸の中の蛙」を表します。

 

(いどのかわず)と読みたいところですが違います!

 

「井蛙」の読み方のヒントは?

「井」を(い)と読むのは訓読みです。

 

では、「井」の音読みを知っていますか

 

同じく「蛙」を(かえる)と読むのは訓読みです。

 

では、「蛙」の訓読みとは一体なんでしょうか

 

この2つがわかれば正解したも同然です!

 

「井蛙」の読み方、正解は……

正解は……

 

「せいあ」

 

です!

 

中国の思想家である荘子の教えである「井蛙には以って海を語るべからず」という言葉が由来です。

 

日本では、「井の中の蛙大海を知らず」で有名です!

 

「井底の蛙」(せいていのあ)とも言います。

 

世間知らずで、見識が浅い人を例えた言葉で、自分の狭い知識や考えに囚われ、他の広い世界を知らずに得々としていることを表しています。

 

もっとたくさんのことを知って、自分の世界をどんどん広げていきたいです!

 

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました!

4つ目の漢字は「途轍」です!

「途轍」と書いて、なんと読むか分かりますか?

今まで見たことのない位の大きい物を伝える時に、どう表現しますか?

そう、あの言葉です!

さて、「途轍」と書いてなんと読むでしょうか?

「途轍」読み方のヒントは?

「途轍」だけだと、すじみち・道理、という意味ですが、

「途轍もない」と書けば、途方もない。なみはずれた。という意味になります。

「途轍」の筋道や道理から外れた意味から「常識では考えられない、とんでもない」という意味になったと言われています。

どちらかといえば、「途轍もなく大きな」「途轍もない痛み」「途轍もなく強い」など、大きさや強さを強調する時に使う方が多いでしょう。

他人に説明する時に、使ったことがありませんか?

きわめてずば抜けているという意味でも使われているので、「途轍もなく優秀」などと使う事もありますね!

「途轍」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

さあ、もうわかりましたか?

「途轍」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「とてつ」

です!

 

ぜひ、覚えておきましょう。

5つ目の漢字は「縺れる」です!

「縺れる

これ、何と読むかわかりますか?

 

よ〜く考えると読み方がわかるこの漢字。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「縺れる」読み方のヒント!

 

「縺れる」の漢字には、糸偏が使われていますね。

 

この言葉も、糸や繊維にまつわる言葉なんです!

さあ、糸に関係する言葉を思い出してみましょう…

 

さて、読めたでしょうか?

 

「縺れる」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「もつれる

です!

 

「縺れる」は、

「線状のものが絡まり、解けなくなる状態」を表す言葉です。

ほかにも「足や舌がうまく動かず、言動に支障が出ること」を指す場合もあります。

 

「ネックレスのチェーンが縺れてしまった」

「足が縺れてうまく歩けない」などで使われます。

 

また、糸が縺れた状態という意味が転じて

「事情が入り組み、解決できない状態」を表す場合にも使われます。

 

サスペンスものやミステリー小説などで

「痴情のもつれによる犯行」なんて言葉を聞いたことはありませんか?

 

不倫や浮気などで三角にも四角にもなった恋愛関係がこじれ、

その後に犯罪を犯してしまうシーンに使われる言葉です。

 

複雑に絡み合った人間関係を表す時に「縺れる」を使うのは、

なんだか言い得て妙な感じがしますね笑

 

比較的よく使われる言葉なので、

しっかり覚えてスマートに読めるようになりましょう!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!