漢字読み講座

【今日の難読漢字】「浩瀚」「欠伸」「犬榧」「蟠り」「粔籹」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「浩瀚」

「欠伸」

「犬榧」

「蟠り」

「粔籹」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「浩瀚」です!

「浩瀚」読み方のヒントは?

「瀚」を読むヒントは字面が似ている「幹」の読み方になります。

「浩瀚」の読み方、正解は…

こうかん」と読みます。

意味は「書物の多くあるさま」です。

皆さんは本を読むことは好きですか?

読書好きの人の家にいくと、たいてい本棚がたくさんありますよね。

そして、各本棚にはぎっしりと本が詰まっています。

本ってこんなにあるんだ…と驚くくらい、いろんな種類の本が所狭しと置かれています。

三度の飯より本を読むことが好きなのかもしれません。

あたかも図書館のようなその光景を表した言葉です。

最近では電子書籍の登場ですっかり時代は様変わりしたので、こうした光景も懐かしいものになってきたかもしれません。

むしろ、本はスペースを取るので、「本の虫」と言われる人ほどスペースを確保するために電子書籍に頼っていることでしょう。

タブレットやスマホの端末上の本棚がぎっしり埋まっていたなら…

それは「浩瀚」の新たな出番かもしれませんね。

2つ目の漢字は「欠伸」です!

欠ける(かける)と伸びるで、ひとつの言葉になります。

漢字の意味で考えず、行動の意味で読む漢字です。

そもそも「欠」という漢字は、

人間が口を開けてかがんだ形からできたものだそう。

さて、欠伸と書いてなんと読むでしょうか?

「欠伸」読み方のヒントは?

欠伸は、

・精神的、肉体的に疲れた時

・暇な時

・寝起き

などに出やすくなっています。

緊張がとけた時なども出やすいですね!

「欠伸」読み方のもうひとつのヒントは?

欠伸とは深呼吸のようなものです。

生理現象のようなもので、新生児から老人まで勝手に出てくるものです。

そして新生児の欠伸は必ず大人に移ります。

なぜでしょう?

大きく口を開けた無防備な姿に癒されるからでしょうか?

ひらがなにすると「〇〇〇」です。

さあ、わかりましたか?

「欠伸」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「あくび」

です!

 

猫でも犬でも、欠伸をしている姿はなんだか癒されてしまいます。

一緒に居てリラックスしてくれていることが、よく伝わりますよね。

しかしエチケットとして、人前ではあまりしないようにしましょう。

3つ目の漢字は「犬榧」です!

1文字目に「犬」が入っていることから、犬の種類の何かや犬に似た動物を想起させますが、残念ならがこれは動物ではありません。

 

また、難読漢字の定番として、音読みから連想できるものもありますが、2文字目の漢字が難しくて、まさに「犬」のようにお手上げ状態・・・。

 

そこで大ヒントです!

 

2文字目の「榧」は「かや」と読みます!

さあ、正解が分かったでしょうか??

 

「犬榧」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇〇」の4文字です。

ヒント➁ 「榧」の部分は「かや」ではありません。

ヒント③ これは植物です。

 

「犬榧」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「いぬがや」です!

 

「犬榧」とは、イチイ科イヌガヤ属の針葉樹のことです。

 

「ザ・森に生えている木」という姿形をしている「犬榧」ですが、古代においてはとても重宝された植物でした。

 

その理由は、木材は弓矢や矢などの材料として、「犬榧」からとれる油は松明の燃料として使われてきました。

 

その証拠として、縄文時代の遺跡などからは古代の「犬榧」が出土されているそうで、今も自生している森の木々が何だかロマンに感じてきますね!

4つ目の漢字は「蟠り」です!

「蟠り

これ、何と読むかわかりますか?

 

なんだかちょっと、虫っぽさを感じる見た目ですが…

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「蟠り」読み方のヒント!

 

「蟠り」

一見すると、どんな意味なのかすらもわからないですよね。

 

ヒントとしては

「これが心にあると、眠れなくなったり悩んでしまいます。」

 

さて、あなたは正しく読めるでしょうか?

 

「蟠り」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「わだかまり

です!

 

「蟠り」は、

「心の中にこだわりとなっていて、重苦しくいやな気分」のこと。

 

特に不信感や不満、疑惑やモヤモヤについて指すことが多いようです。

 

「心に蟠りがあって不眠症になってしまった」

「蟠りの残る結末」

など、あまり良い意味の例文では使われません…

 

そもそも「蟠」という漢字は

蛇がとぐろを巻いている様子を表す漢字なのだとか。

 

曲りくねり、絡み合いながらぐるぐるとしている様子は、

まさに心が晴れない「蟠り」を抱えている状態を表すのにぴったりですよね。

 

漢字で書くと何のことかわからなくても、

「わだかまり」自体はとてもよく使われる言葉。

 

「蟠りなく解決することができました!」

など、ビジネス上の明るい挨拶でも使うことができるので、

ぜひ覚えておいてくださいね!

5つ目の漢字は「粔籹」です!

「粔籹」って何て読むか分かりますか?

「米」に「巨」、「米」に「女」という漢字の読み方を知っていますか?

(きょじょ)と読んだ方は何と正解です!

ですが、今回はもう一つの読み方を当ててみてください。

お菓子の名前です。

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「粔籹」の読み方のヒントは?

米や粟を蒸して乾かしたあと、炒ったものを水あめと砂糖で固めたお菓子のことです。

 

ひらがなで3文字です。

 

”雷〇〇〇”

”栗〇〇〇”

”岩〇〇〇”

 

何と読むか分かりましたか?

 

「粔籹」の読み方、正解は……

正解は……

 

「おこし」

 

です!

 

おこしは平安時代に遣唐使が中国から日本に持ち込んだ「唐菓子」に原型があると言われています。

その後、日本人の口に合うように徐々に改良されていき、江戸時代には、庶民が手軽につくれるお菓子として全国に広まっていきました。

 

近年では、おしゃれでかわいいラッピングをしたおこしも販売され、結婚式の引き菓子にも選ばれています。

 

その上、味も豊富になり、アーモンドや紅茶を使ったものや、イチゴ味やチョコレート味も登場しました。

 

食べたことがない場合は、ぜひ一度お召し上がりください!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ABOUT ME
flower
とにかく本が好きです!