漢字読み講座

【今日の難読漢字】「目眩く」「白夜」「騾馬」「氷下魚」「ご祈祷」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「目眩く」

「白夜」

「騾馬」

「氷下魚」

「ご祈祷」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「目眩く」です!

「目眩く」読み方のヒントは?

なんとなく、まぶしくと読めそうですが

まぶしくではありません。

しかし、意味としては目がくらむという意味です。

そしてネガティブな意味ではなく、かなりポジティブな意味の言葉です。

「目眩く」読み方のもうひとつのヒントは?

またたく、でもありません。

もうひとつ言うと、自分に害がある物でもありません。

「目眩く」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「めくるめく」

です!

 

「思春期の頃には、目眩く恋に胸を焦がした」

「引っ越す時には、嬉しい想像が目眩く駆け巡る」

「新しい会社や学校に入る前には、期待や不安で目眩く思いが頭を巡る」

「ドラマを見ていて目眩く展開に目が離せない」

など、次から次へと展開が続いていく、という意味合いで使います。

 

大人になるとなかなか目眩く経験がありませんが、最後にいつ目眩く経験をしたのかを思い出してみるのもいいかもしれませんね。

目眩く体験をしたいなら、新しい場所に飛び込んでみるのもおすすめです。

2つ目の漢字は「白夜」です!

「白夜」の読み方をご存知でしょうか?

「びゃくや」と読む場合が多いのですが、実は「びゃくや」は慣用読みです。

慣用読みとは、間違った読み方をする人が余りにも多いので、認められた読みのこと。

「百夜」にも、本来の正しい読み方があるのです。

それでは「白夜」の正しい読み方は?

「白夜」の読み方のヒントはこちら

  • ひらがなで書くと「〇〇〇」の3文字です。
  • 白も夜も、小学校で習った読み方で読んでください
  • 北極や南極に近い地域で、夜なのに空が明るい薄明るい現象のことを言います。

以上の3つのヒントで考えてみてくださいね。

「白夜」の読み方!正解は!?

正解は「はくや」です!

今では、正しい読み方よりも慣用読みである「びゃくや」の方が一般的になっていますね

一説によると、森繁久弥さん作詞作曲の「知床旅情」で「びゃくや」と読ませていたのが始まりとも言われていますが、それ以前にも小説などでは「びゃくや」と読ませることがあったようです。

確かに「はくや」よりも「びゃくや」の方がロマンチックで、しっくりときますね。

3つ目の漢字は「騾馬」です!

難読漢字という割には簡単じゃん!って思いませんでした!?

 

2文字目が「馬」なので、「ば」か「ま」と読むと想像できますよね。

 

さらに、1文字目は見たことない漢字ですが、右側の部分は「るい」と読めるので、

「るいば→るば→ロバ」となるはずです!

 

・・・と思ったそこのアナタ、残念ながら不正解です!

えー!!絶対「ロバ」と思ったのに・・・。

 

さすが難読漢字、一筋縄ではいきませんね。

 

ここは素直にヒントを見て考えてみましょう!

 

「騾馬」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇バ」の2文字です。

ヒント② メキシコやアンデスなどの高山地帯にいる「ロバ」の仲間です。

ヒント③ ラリルレロ、このどれかが最初の1文字目です。

 

「騾馬」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「ラバ」です!

 

「ラバ」?「ロバ」とは違うの?と思った方も多いと思います。

 

「騾馬」とは、「馬とロバ」を掛け合わせた交雑種の動物のことです。

主に南米の高山地帯で活躍している家畜になりますが、体が丈夫で粗食にも耐え、病気などの耐性もあり、足腰が強い。まさに最強な動物ですね。

 

「騾馬」は、「パパがロバで、ママが馬」の場合で、「パパが馬で、ママがロバ」だと「ケッティ」と呼ばれ、「騾馬」ほどは大きくなく弱いんだとか。

 

やはり母は強しということでしょうかwww

4つ目の漢字は「氷下魚」です!

「氷下魚」って何て読むか分かりますか?

(ひょうかうお)ではありません。

(こおりしたさかな)でもありません。

 

ひらがなで3文字の魚の名前です。

”〇〇〇”

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「氷下魚」の読み方のヒントは?

 

ヒント① 北海道の珍味と言われています。

ヒント② 氷に穴をあけて釣ります。

ヒント③ 一夜干しや干物にして食べることが多いです。

 

何と読むかわかりましたか?

 

「氷下魚」の読み方、正解は……

正解は……

 

「こまい」

 

です!

 

「こまい」という名前はアイヌ語からきていると言われています。

 

北海道では、こまいの頭と内臓を取り除き、水できれいに洗ったあと、三枚に下ろし、冷凍して、解凍せずに薄切りにする「ルイベ」という食べ方もあるそうです。

「ルイベ」もアイヌ語であり、「ル」は「溶ける」を「イベ」は「食料」を意味します。

もともと、寄生虫対策として「ルイベ」が生み出されたと言われており、刺身とは違う独特の食感と口の中で溶けていく味わいが楽しめる調理法です。

 

北海道では、魚の「ルイベ」以外にも、豚肉の「ルイベ」などさまざまな「ルイベ」を考案しています。

ぜひ、北海道に行ったときには「ルイベ」を楽しんでみて下さいね!

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

5つ目の漢字は「ご祈祷」です!

神社などで「ご祈祷」という文字を見たことが無いでしょうか?

神様にお願いするという意味には変わりはないのですが、神主などによってご祈祷してもらえば、より願いが叶うような気がします。

さて、「ご祈祷」と書いてなんと読むでしょうか?

「ご祈祷」読み方のヒントは?

お賽銭を入れて、お願い事をするのは「参拝」です。

「ご祈祷」ははじめに名前や住所を書いて社殿に入り、それから神職に携わっている神主や祈祷師によって行われます。

自分で神に願うか、社殿に上がってお願いしてもらうかの違いです。

参拝とは違い、名前も住所も書いて特別にお金を払う訳ですから、それだけ強い願いごとがある時にご祈祷してもらう訳です。

また、七五三のお祝いや厄年の厄払い、子どもが生まれた時の初宮参りなど、人生の節目となる時にご祈祷してもらうことが多いかと思います。

「ご祈祷」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「ご〇〇〇」です!

さて、もうわかりましたか?

ご祈祷」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「ごきとう」

です!

 

祈祷師は(きとうし)です。

ぜひ、覚えておきましょう。

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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とにかく本が好きです!