漢字読み講座

【今日の難読漢字】「確と」「仰る」「鼯鼠」「浜木綿」「艾」ってなんて読む?

今日の難解漢字は、

「確と」

「仰る」

「鼯鼠」

「浜木綿」

「艾」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「確と」です!

「確と」読み方のヒントは?

確(たし)かに? ではありません。

しかし意味は同じです。

確実に、完全に、充分に、しっかりと。

などが類義語になります。

「確と」読み方のもうひとつのヒントは?

テレビでよく使われる、言い切り型の言葉です。

確信を持っている時に使います。

真面目な番組や、国会中継など賢そうな人がよく使っているので、聞いたことのない人はまずいないのではないでしょうか?

ちなみに「かくと」でもありません。

「確と」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

 

「しかと」

です!

 

答えを知ってしまえば、「聞いたことある!」「使った事ある!」と言う人も多いのでは?

使用例は

「確と、受け止めております。」

「確と、心得ました。」

「この目で確と見届ける。」

など、絶対的な安心感を与える時に使う言葉です。

時代劇などでも良く使われていますね。

 

普段使うなら、あなたの事を信用できなくて何度も確認を取りに来る人に向けて

「確と、承知した!」

と言うと、もううるさく言われなくなるかも知れませんね。

2つ目の漢字は「仰る」です!

「言う」の尊敬語である

「仰る」ってなんて読むかわかりますか?

漢字が似ていますが伺う(うかがう)ではありません。

さて、「仰る」と書いてなんと読むでしょう?

「仰る」読み方のヒントは?

・目上の人に対して使う言葉です。

・ちょっと嫌味で使う人もいるかもしれません。

仰せの通り(〇〇せのとおり)なんて言葉もあります。

ちょっとヒントを言いすぎましたかね?

「仰る」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇〇る」です。

もうわかりましたか?

「仰る」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「おっしゃる」

です!

 

仰せの通りは(おおせのとおり)です!

普段はあまり使う事がないですが、

ギャグや受け狙いでふざけて言う人もいるのでは?

理不尽なことを言われた時に

「あなた、仰いましたよね!?」

言質(げんち)を取っていると、強く言いたい時に使ったり・・・。

って私だけですかね!?

大体は、目上の人や取引先などに使います。

口にするとなんだかごまをするようで、普段から使う人は少ないかも。

使ったことがありますか?

ぜひ、覚えておきましょう。

3つ目の漢字は「鼯鼠」です!

今回の「鼯鼠」は、ズバリ超難問です!

 

かろうじて2文字目の「鼠(ねずみ)」が読める程度で、それだけではさっぱり正解が分かりません。

 

強いて言えば「鼠」と同じ小動物ということは合っていますが、そんな動物はいくらだって思いつきますよね?

 

また、1文字目の「鼯」だけでも、今回の正解となる読み方をします。

 

これだけではかなり難しいと思いますので、次のヒントを見ながら考えてみましょう!

 

「鼯鼠」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 「〇〇〇び」の4文字です。

ヒント② 空を飛びます。

ヒント③ モモンガに似ています。

 

「鼯鼠」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「むささび」です!

 

「鼯鼠」とは、リスのような見た目で森の中を滑空する、小型の哺乳類です。

 

宙を舞うその姿から「森の忍者」と呼ばれることもありますが、見た目は「鼠」というよりリスの方が近い気がします。

 

それもそのはず、分類上は「ネズミ目リス科リス亜科ムササビ属」というもので、もはや「鼠」なのかリスなのかさえ分からない状態ですね・・・。

 

自分の身を守るため、エサを取りやすくするなど、いろんな背景から動物は進化をしてきましたが、空を飛ぶ(正しくは滑空ですが)進化って、何だか羨ましいですね!

4つ目の漢字は「浜木綿」です!

「浜木綿」って何て読むか分かりますか?

(はまもめん)ではありません。

(はまきわた)でもありません。

 

実は、植物で、花びらが木綿(もめん)の糸に似ていることから名付けられたと言われています。

 

さあ、一体何と読むのでしょうか?

 

「浜木綿」の読み方のヒントは?

 

ヒント① 花の名前です。

ヒント② ひらがな4文字です。”〇〇〇〇”

ヒント③ 古くは『万葉集』の和歌にも出てきます。

ヒント④ 夏に白い花を咲かせます。

何と読むかわかりましたか?

 

「浜木綿」の読み方、正解は……

正解は……

 

「はまゆう」

 

です!

 

「浜木綿」は夏に海辺の近くに咲く花で、白くて細い6枚の花びらを反り返らせて10~20輪ほどの花を咲かせます。

 

花言葉は「どこか遠くへ」「汚れがない」などです。

 

和歌の世界では、「み熊野の浦」といえば「浜木綿」が連想されます。

 

また、「浜木綿」は葉が幾重にも重なっていることから「あなたへの思いが幾重にも重なっています」という思いを表しています。従って、「浜木綿」が出てくる歌は基本的に恋の歌です。

 

「浜木綿」が出てくる和歌は、切なさに溢れています。

 

どこかで「浜木綿」を見たときは、恋の歌を思い出してみてください。

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

5つ目の漢字は「艾」です!

「艾」と書いて、なんと読むか分かりますか?

草冠なので植物で正解です!

道端に生えている植物で作る物です。

最近は温活女子にも人気のアレのことです!

冬だけのイメージですが、一年中使えます。

「艾」を使えば医者いらず、なんて昔の人はいいますね。

さて、「艾」と書いてなんと読むでしょうか?

「艾」読み方のヒントは?

きく科の多年生植物で、道端にでもにょきにょきと生えている草です。

春には新しい葉を摘み取って、よもぎ餅にしたりします。

なお、よもぎも「艾」と書きますが平仮名の方がポピュラーですね!

そのよもぎを手間暇かけて精製して、ふさふさの茶色いお灸ができあがります。

そのお灸の事を「艾」といいます。

最近のものは使いやすいように形が形成されていますが、いいものほど高価になっています。

「艾」読み方のもうひとつのヒントは?

ひらがなにすると「〇〇〇」です!

さあ、もうわかりましたか?

「艾」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「もぐさ」

です!

 

艾は2000年以上歴史があり、身近な薬草として親しまれてきました。

冷え性や体調不良なども改善できるので、未経験の人は是非チャレンジしてみてください!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

ABOUT ME
flower
とにかく本が好きです!