漢字読み講座

【今日の難読漢字】「禁錮」「巨魁」「菜単」「捩子」「殺ぐ」ってなんて読む?

今日の難解漢字は

「禁錮」

「巨魁」

「菜単」

「捩子」

「殺ぐ」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「禁錮」です!

禁錮」と書いて、なんと読むでしょうか?

大きなヒントを先に言えば、「」に関することです。

なんとなくわかってしまった人も多いでしょうか?

さて、それでは「禁錮」と書いてなんと読むでしょうか?

「禁錮」読み方のヒントは?

悪いことをすると、刑務所に収容されますよね。

その時に、「禁錮刑」と「懲役刑」とに分かれることを知っていましたか?

大体の人がイメージする刑務所暮らしは「懲役刑」の事です。

朝起きて、点呼を取って作業し、作業の後はご飯を食べて眠るという「刑務作業」がメインとなった暮らし。

しかし「禁錮刑」は、作業は無しで規則正しい生活を刑務所で送ることが目的です。

30日以上、社会と離されて刑務所で過ごす事により、自由な生活を制限されるというものです。

なお、30日未満になれば拘留という言葉になります。

「禁錮」は「金庫」と同じ読み方です!

さあ、もうわかりましたか?

「禁錮」の読み方、正解は・・・

正解は・・・

 

「きんこ」

です!

 

なお、禁錮刑でも希望すれば作業ができるようになっています。

外に居る時には、「何もしない」ことが贅沢ですが、「何もするな」と言われるととたんに苦痛になるようです。

ぜひ、覚えておきましょう。

2つ目の漢字は「巨魁」です!

「巨魁

これ、何と読むかわかりますか?

 

読み方も意味も勘違いして覚えられがちな、この漢字。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「巨魁」読み方のヒント!

 

「巨魁」は、「きょとん」と読んでしまった方がいるのでは?

残念ながら不正解です。

 

確かに「巨」は「きょ」と読みます。

「巨人」や「巨大」などで使われますね。

 

問題は「魁」。

ちなみに読みは2文字です!

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「巨魁」の読み方、正解は…

 

気になる正解は…

 

 

 

 

「きょかい

です!

 

「巨魁」は、

「首領」「頭領」という意味の言葉です!

 

ただし、使い方には要注意。

ほとんどの場合は「悪者の頭領」のことを指す言葉なんです。

 

例文としては

「小さな犯罪を調べていたら、芋づる式に巨魁までたどり着いた」

「巨魁と対峙するために、潜入捜査を行なった」

などで使います。

 

刑事ドラマや小説などを想像すると、覚えやすくなりますね。

 

「魁」には「先頭」「首長」などの意味があります。

ちなみに訓読みは「さきがけ」。

「魁!!男塾」という漫画があるので、

こちらの読み方をご存知の方が多いかもしれませんね笑

 

読み方や意味、使い方まで覚えてこそ漢字マスター。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

3つ目の漢字は「菜単」です!

「菜単」と書いて、なんと読むか分かりますか?
なんと(さいたん)以外にも別の読み方があります!
さあ、なんと読むでしょう?

「菜単」読み方のヒントは?

ヒントは全体で3文字、「〇〇〇」となります。
日常的によく使う&耳にする言葉なので、漢字で書くとこうなるんだ!?と
驚く人もいるかもしれません。
何か思い当たるものはあるでしょうか?

「菜単」読み方のもうひとつのヒントは?

最初の一文字目は「め」です。
外で食事をする際に、多くの人がこれを目にすることと思います。
手元で見るタイプが多いですが、お店の壁に貼られているパターンも
これでだいぶ見当がついてきたのではないでしょうか?

「菜単」の読み方、正解は・・・

正解は・・・
「メニュー」
です!
菜単は元々、中華料理の献立表のことを指す言葉ですが、
同じ意味のメニューという読み方もされるようになりました。
厳密な中華料理の菜単だと、前菜・主菜・点心という項目で
構成されているそうです。
また中国でも地域によっては「菜譜」と表記することもあるそうです。
外で食事を注文する際にみなさんこれを見るかと思いますが、
おいしそうな数々の料理の写真が並んでいると、
空腹も相まってワクワクが止まりませんよね!
注文後にも、次来たらこれ食べようとか、いつまでも見てしまうことがあります。

4つ目の漢字は「捩子」です!

「捩子」の読み方をご存じでしょうか?

「涙」という字に似ていますが「るいこ」と読むのはもちろん間違いです。

ちなみに、文字の見た目からは全く想像できない読み方ですよ。

「捩子」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇」の2文字
  2. 金属などでできた棒にらせん状の溝が入っています
  3. オスとメスがあります

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「捩子」の読み方!正解は!?

正解は「ねじ」です!

「螺子」も「ねじ」と読むことができ、螺子と書く方が一般的だといえるでしょう。

「捩子(ねじ)」とは金属などでできた棒にらせん状の溝が入っていて、回転させることでものを締め付けて固定する部品です。

捩子には「雄捩子(おねじ)」と「雌捩子(めねじ)」があり、雄捩子は捩子の側面に溝が、雌捩子は穴の内側に溝があります。

また「捩子を巻く」とは気持ちを引き締めることを表す慣用句です。

たとえば「もうすく試験なのではりきって捩子を巻くぞ」などと使います。

逆に気がゆるむことを「捩子がゆるむ」といい「明日から仕事なのに大型連休ですっかり気がゆるんでしまった」などと使います。

5つ目の漢字は「殺ぐ」です!

「殺ぐ

これ、何と読むかわかりますか?

 

見た目がいかにも恐ろしく残虐的な印象のこの漢字。

 

さあ、あなたは何と読みましたか?

 

「殺ぐ」読み方のヒント!

 

「殺ぐ」は見慣れた漢字のぶん、読み間違いが多いかも。

「さつぐ」「ころぐ」はどちらも不正解です!

 

ヒントは「○ぐ」と1文字が当てはまります。

また、この読み方は別の漢字を当てる方が一般的なのですが……

 

さて、あなたは何と読みましたか?

 

「殺ぐ」の読み方、正解は…

気になる正解は…

 

 

 

 

「そぐ

です!

 

「殺ぐ」は、

「先端や尖った部分を切り落とす」「斜めに薄く削ったり切ったりする」

という意味の言葉です!

 

実は「削ぐ」という感じと同じ意味・読みなんです!

 

明確に使い分け方があるわけではないのが不思議なところ。

ただし文章の意味合いから考えて、使い分けていることが多いですよ。

 

例えば「ごぼうをそいで、笹がきにする」という文では「削ぐ」を使いますよね。

一方「やる気をそいでしまう発言」という文では

「削ぐ」よりも「殺ぐ」の方がしっくりきますよね。

 

なかなか物騒な漢字なので、一般的には「削ぐ」を使うことがほとんど。

ですがしっかり使い分けができれば、文章表現が豊かになりますよ。

これを機にスマートに読めるようになりましょう!

まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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flower
とにかく本が好きです!