漢字読み講座

「四十雀」「括れる」「鞦韆」これらの読み方は?【難読漢字に挑戦!】

今回のお題は「四十雀」「括れる」「鞦韆」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「四十雀」

漢字としては、「四十羽の雀」と書く「四十雀」。

 

字からもある程度推測が可能なので、今回はサービス問題となりますので、自信のある人はヒントを見ずに正解を確認してみてください。

 

さあ、雀が四十羽集まるといったい何になる!?

 

「四十雀」の読み方のヒントはコレ!

ヒント① 字のごとく、これは鳥です。

ヒント➁ 大きさも「雀」と同じくらいです。

ヒント③ 渡り鳥ではなく、一定の場所に生息しています。

 

「四十雀」の読み方の正解は・・・・?

正解は、「シジュウカラ」です!

 

「シジュウカラ」は、日本を含む東アジアを中心に分布する、可愛らしい鳥です。

 

その字のとおり、体長は15cm程度で、まさに雀と似ています。

日本では4種類の四十雀が生息していて、通年、同じ場所で暮らす「留鳥」としての習性がある鳥です。

 

森などの他、私たちの身の回りの市街地にも姿を表してくれる身近な鳥で、鳴き声は「じじじ・・・」「しじゅう」と聞こえることから、「シジュウカラ」と命名されたんだとか。

 

いつまでもこの可愛らしい鳥が、私たちの身の回りで元気にさえずっていられる環境を維持したいものですね!

2問目はこの漢字!「括れる」

今回の難読漢字は「括れる」です!

「一括払い」の「括」ですね。でも「かつれる」とは読みません。

「ひと括りにする」の「括」ですが、「くくれる」でもありません。

「括れる」の読み方のヒントは?

読み方のヒントは夏、水着、ダイエット、特に腰回りが重要!

もうお分かりですね、ナイスバディの象徴です。

正解は…

正解は「くびれる」です!

女性は夏になると、ウエストの「括れ」が気になるのではないでしょうか。

男性だって、お腹周りを絞った「括れ」はかっこいい!

「くびれ」以外の読み方は?

「括」は常用漢字なので、一般的に目にする機会が多いでしょう。

音読みすると「カツ」です。

「括約筋」「括弧(かっこ)」「一括」「総括」「統括」「包括」など。

「括約筋」以外は、ビジネスシーンで多用されますね。

訓読みすると「くび」、または「くく」です。

「括れた腰」「たかを括る」「締め括る」などがあります。

また、浴衣によく使われる「絞り染め」も、布地を固く糸で括ってから染料に浸すので「括り染め」と呼ばれるそうです。

「くびれ」の由来を深掘り!

「くびれ」という言葉の由来には、2つの説があるようです。

1つ目は、人間の首(手首や足首も含めて)が他の部分より細くなっているので、最初は「くぼみ」と呼んでいて、いつの間にか「くびれ」になったという説。

2つ目は、他の部分より細くなっているのは「首」なので、「くびれ」になったという説です。

最後はこの漢字!「鞦韆」

本日の難読漢字クイズは「鞦韆」です。

画数が多くて難しいですね…

でも、これを知らない人はいないはずです。

「鞦韆」の読み方のヒントは?

1.「鞦韆」をひらがなにすると4文字です。

2.俳句では春の季語とされています。

3.「鞦韆」は遊具です。

4.『鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし』三橋鷹女の句

正解は…

正解は「ブランコ」でした!

大抵の人は、乗ったことがあると思います。

「鞦韆(ブランコ)」は「揺れ」を楽しむ遊具で、「しゅうせん」とも読みます。

「鞦韆(しゅうせん)」は、もともと中国宮廷の女性が使っていた遊び道具でした。

平安時代は和名として「由佐波利」と書き、「ゆさはり」とも読んだそうです。

「しゅうせん」が「ブランコ」になった理由

中国から伝わった「鞦韆(しゅうせん)」の和名は「由佐波利(ゆさはり)」。

しかし江戸時代になると、「ふらここ」「ぶらここ」など、さまざまな呼び方をされていたそうです。

結局どうして「鞦韆(ブランコ)」という言葉に落ち着いたのでしょう?

諸説ありますが、いくつか有力な「ブランコの由来」を紹介します。

・擬態語の「ぶらり」「ぶらん」などから

・ポルトガル語の「バランソ」から

・「ブランと下がっているから」柳田国男の説

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ライターの眠兎(みんと)と申します。 ひょんな思い付きから漢字検定2級を取得し、それ以来漢字の魅力に取りつかれてしまいました。 まだまだ知らない漢字がたくさんある私ですが、記事を書きながら楽しく勉強していきたいと思っています!